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罪悪感と喜びのどちらかを選び取る【宇宙を乗りこなす喜び】



フィリップ情報の抜粋

〇 フィリップ

実は、この星にある唯一の感情は喜びだけなのです。感情の視点からいえば、あなたがたの宇宙は喜びから作られたからです。

ここにある唯一の情緒は罪悪感と、そこから派生したものたちです。
ただ一つの感情は喜びだけ、つまり本当に感じることができるものは喜びなのです。
罪悪感は感情への抵抗であり、不自然なもので、それが情緒をもたらします。

情緒はあなたが感情を完結するのを許さないときに出てきます。情緒は抑圧された感情です。罪悪感は、喜びであるところの本当の自分を抑圧するところから生じます。

怒り、不安、その他すべては罪悪感から派生したもので、このリアリティに存在する唯一の感情は喜びです。それをあなたがどのくらいの強烈さで生きられるかです。

選択肢は二つあります。簡単でしょう?

人生は何かと複雑だとみんなが言っていますが、喜びか罪悪感か、そのどちらかです。本当の自分自身でなかったなら、あなたは罪悪感のなかにいるのです。

宇宙を乗りこなす喜び 2巻 抜粋p85


フィリップ目線で言う罪悪感が何なのかに気が付く必要がありますね。
以下の抜粋ではそのことについて書かれています。

〇 フィリップ

質問者:いまこの瞬間を生きる、というのはどうですか?

瞬間を生きることには罪悪感がまったくありません。今を生きるときだけ、罪悪感から自由になれます。

否認、言い訳、審判、正当化、「べき」思考、それらが全部一緒くたになって、根底に横たわるあなたの厳格な大人になります。それが何度も頭をもたげて、「こうするのよ、それはすべきじゃない、こうしなくちゃ」と言うのです。

とてもお洒落ですてきなレストランに行って、誰もが目を見張るようなことをしたのは、一体いつのことだったでしょう?じゃあ、それを明日の宿題にします。自分で手が届く範囲の一番すてきなレストランに行ってください(近くのハンバーガー屋さんではなく)。そこで、誰もがあなたを見て振り返るようなことをして欲しいのです。あなたは情緒的にどう反応するでしょう?その感情はどんなふうに感じられますか?

質問者:たとえば、テーブルの上に乗って踊るとかですか?

そうです!そうしたら情緒的にどう感じますか?あなたがたのうち、何人がそうするでしょう?

みんなすぐさま閉じてしまいましたね。それが罪悪感とよばれる感情です。と同時にほとんどの人が気恥ずかしい、決まりが悪いと感じました。それも罪悪感です。

すぐさま閉じる(closing down)のは、罪悪感への反応です。自分をある状況に置き、抵抗を感じ始めると閉じて「いや、それはできない」と言いま す。それが厳格な大人で、それは罪悪感から作られました。自分にはできない状況になると、厳格な大人が出てきて、あなたの行動を指令します。

これらはみな罪悪感です。どうあるべきか、何をすべきか、といったものはすべて罪悪感から作られた、 この厳格な大人から出ています。

宇宙を乗りこなす喜び 2巻 抜粋p78-79


喜びか罪悪感かどちらかしかない

フィリップの話は簡潔でわかりやすいですよね。

  • 感情は喜びだけしか存在しないよ

  • 感情と情緒しかないよ

  • 情緒はブロック(抵抗)だよ

  • 喜びをブロックしたりブレーキをすると情緒となって感じとれるよ

  • 喜びを感じているとき以外の感じとれている全ては情緒だよ

  • 情緒=罪悪感だよ

  • 情緒は罪悪感と言う1種類しかないよ。その他はその罪悪感からの派生だよ

  • 感情=喜びと呼べるただ1種類

  • 情緒=罪悪感と呼べるただ1種類

  • 自分自身でいられている時、感じているのは純粋な喜びで、その時感情を感じとれているよ

  • 自分自身でいられてない時、感じているのは罪悪感で、その時情緒を感じとれているよ

レストランのくだりでは、自分がテーブルの上でダンスすることをありありとイメージして閉じてしまったという話ですね。フィリップからの変な宿題を真に受けずに、今にいられて、冗談として受け止めたりして、閉じずに
開いていれば自分自身だったのかなと感じます。

なので、深刻に捕まえず、しかし、ちゃんと気づいてみる、見てみる、自分らしく自分でいつつも挑戦してみる、っていうことかなと思います。

ぼくも罪悪感が普通にあるのでどうしようかなぁ~~~という所でした。


自分でいるというのは「今に着地していて今のここ以外のどこにも目を向けていない」ということですね。

なので、未来と過去に目がある時点で今にいないので、自分に着地できていません。

感情タイプさん向けに感情を軸に書くと、喜び以外の全ては過去軸か未来軸です。過去と未来に目が向いてる時点で罪悪感を感じていますという仕組みです。

「いまここ」だけが喜びなので、それ以外は全部過去と未来についてで、罪悪感を感じます。ただそれだけの仕組みなのです。

つまり、四六時中、今にのみ視点を置くことに注意を注げればいいだけです。

何か困ることが起きたら、体温とか心音を感じたりですね。今動いている鼓動、生きている感覚に焦点を向ければいいのです。今にしか生きていませんのでそれよりも大事なことなどほとんどないからできますよね。今ここに在る静かな確かな喜びにフォーカスできて気づけて感謝してみるという事です。

フィリップは「あなた自身を生命に合わせるのです!」(2巻P12)、とも言っています。自分の心臓の音に深く感じ入ることは生命を感じていますよね。

それから、

ただ一つの感情は喜びだけ、つまり本当に感じることができるものは喜びなのです。

この引用箇所ですが、これはつまりこういう事なのです。

例えば、過去に少しでも目があるならば、(感情ではなく)情緒ですよ、と書いてきましたが、情緒はつまり記憶の再生とかイメージの投影の成分が混じっていて、芯に感じ切っているわけでもなくて、感じたい成分を選んで感じています。勝手に選んで付けた補足成分を紛れ込ませた経験の方を感じています。それがそもそもの感情をフルに感じ切れていないという仕組みなのです。

未来も同様です。心配=罪悪感だとフィリップはおっしゃっていますが、未来へ目を向けている行為は心配が乗ります。

今にいない時は、過去の経験の記憶の再生とか想念で補う理想形のシミュレーションが含まれていますから、リアルではないんだよ、という事ですね。

今にいる時は、上手く行ってる感の喜びの感情を味わえます。感情回路が完結する満足感を感じ取れます。

比較するともっと言わんとしていることがつかめると思います。
今にいた時を思い返してください。その瞬間目を開いていて、出来事をちゃんと見ているだけでちゃんと感じ取っています。思考に阻まれることも無く、フルでちゃんと感じとれています。それがそのタイプの喜びだよ、と言われています。喜びの形をあらかじめ設定しないで、気づいてない形や気づかないタイプの喜びもあるんだ、と知ってください。極繊細な感知力で十分満たされるタイプもありますし、あっていいからですよね。



今ここにいる「だけか?」または「それが喜びなのか?」


「今ここにいる」ことを解説している人はものすごく多いです。
ですが、感情が実は1種類しかなくて残り全ては情緒だよと、説明している存在は(今のところ)フィリップしか知りません。

それはつまり、

今にいることを強調するあまり、瞑想中の落ち着いて静かにしている時が今ここにいる感覚だ、という結論に置き換えられてきていませんか?

ぼくは実際そう思います。

ですが、それもまた違うと言いますか、本当に喜べていないと生きていないのでフィリップは今ここにいるだけのことをテーマに上げないのかもしれませんよね。より重要なのは、今喜べているかどうかです。

以前どこかでちらりと書かせていただきましたが、感情はオンオフできなくて、いつも何かしら感じとっているタイプのセンサー体です。だから、今喜びを感じているか?情緒を感じているか?を感じてみた方が良いのかもなぁ~と思いました。

何も感じていない時、実はそれは無条件の愛を感じてる時なので、それも喜びなんですよ、と書かせていただきます。何もないほどそれで良い領域も確かにあります。喜びと言うのを小さな枠で見るのをやめる段階がありますよね。一つ上のパラダイムシフトの事なのですが。

それはさておき、

単に今にいることだけから卒業して、喜びたいから、喜べるから、今ここに目を向け続けていたい!と言う事ですね。

それはなぜかと言うと、『生命』というアプローチに繋がっていけるルートだからです!!(←これが次なるパラダイムへの道だからなのです。)




感想

今回は「宇宙を乗りこなす喜び二巻」で、喜びと罪悪感についてをフィリップの抜粋から書かせていただきました。いかがでしたか?

フィリップは進化に役立つ情報をいただけるので楽しいです。ぜひ、一次情報源である本を読んでください。ぼくとは違った角度から自分にとっての必要な情報がえられると思います。

生命は喜び主体のパラダイムなので、パラダイムシフト(上にブレイクスルー)ためには喜びをこそ、感じて行かないとまた引き戻されてしまいます。つまり、罪悪感の世界、喜びの無さの世界、なぜ喜びが無いんだろう?とずっと囚われている世界が、下位のパラダイムの事なのです。

その一つ上は、喜びが主軸にあるパラダイムで、生命が主、またはキー、トリガーになっている、現象の世界です。

こういう仕組みは感じ取り、分かってしまうと驚くほど簡潔でわかりやすい仕組みで楽しいですね。わかってない時は本当にわからなくてどこをどう見たらいいのかさえ、分からないですけどね。←真理

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