【求職者向け】職業レビュー:ホテルマン編
こんにちは!れいです!
『誰かの役に立つ話』をテーマに記事を投稿しています♪
今回は自身が過去実際に働いていた仕事「ホテルマン」について紹介したいと思います!
インバウンドで増えるホテル需要、宿泊業のプロフェッショナルを養成する専門学校があったりとある大学には専門の学部があったりと比較的この仕事を志す人も多くいるホテルマン。今後の進路選択や転職の参考になるような記事にできればと思っています(*^^*)
ホテルマンについて
まずホテルについてですが、そもそもたくさんの種類があります。
①ラグジュアリーなシティホテル(街中にあるリッツカールトンなど)
②ビジネスホテル(アパホテルやドーミーインなど)
③リゾートホテル(東京ディズニーリゾートホテルなど)
④他(旅館など)
厳密に言うとアパホテルさんにもリゾートホテルがあったりと↑の定義が全てではないのですが、今回お話するのは①のジャンルについてです。
「大阪や東京の街中にあるお高めなホテルで働く人の紹介」と思ってもらえるとイメージしやすいのではないでしょうか?
こんな人は適正あり?この仕事をお勧めしたい人
ホテルマンは接客サービス業の中でもより上位の言葉遣いや立ち居振る舞いが求められ、同時に体力も求められます。基本的に毎日同じ日の繰り返しという仕事ではなく(所属部署にもよりますが)、臨機応変な対応力も必要です。
★こんな人にオススメ!
①人と関わることが好きな人、視野が広い/視野を広く持てるようになりたい人
フロントやベルデスク、ルームサービス、ドアマンなどホテルにもよりますが基本的に複数の部門からホテルは成り立っています。その中でも今挙げたセクションは最前線で宿泊ゲストとやり取りをします。
常に状況が目まぐるしく変わる館内(特に繁忙期のチェックイン/アウト時間前後は戦争です笑)で、同僚の仲間たちと連携をとりながら宿泊ゲストへの対応を絶えず行う仕事なので、「今何が起きているか?」が分かる視野の広さが必要になってきます。またこのような状況下なので一人で進められる仕事ではありません。人と関わりながら自身も成長したい!という方にはとてもオススメの仕事です♪
②自己肯定感が高い人/高く保ちたい人
~きらびやかな館内でかっこいい制服を着用し、髪もばっちり決めて爽やかな笑顔でスタスタと歩く~これが恐らく世間一般のホテルマンのイメージだと思います笑 実際のところこれはその通りだと思います。(自分もそれに憧れて過去この業界に入りました)
こうした姿でいることで、お客様や友人からは「かっこいいね」と言ってもらえることもあり自己肯定感は上がりました。やっぱり褒めてもらえるって嬉しい!
しかしどちらかというと、「このホテルの顔として褒めてもらえるような姿で常にいないと!」と思うようになったことで自己肯定感があまり下がらなくなったと感じます。見た目から入るというのも仕事のやりがいを感じるかどうかの重要な要素だと考えます。そういった意味ではホテルマンはとても良い職業になるかもしれませんね♪
③接客・接遇を極めたい人
ホテルマンにとって美しい姿勢での接客やサービス、正しい言葉遣いなどは全て必須レベルで求められるスキルです。もちろん入社した時点で研修などがありしっかり学ぶことができるホテルがほとんどだと思います。
自分の経験上の話になりますが、このホテルマン時代に学んだ接遇や言葉遣いなどはその後の広告営業や今のサロン運営においてずっと活かされています。僕が「ホテルで働いて良かった」と思う一番の理由がこういった接遇・言葉遣いを現場で実際に使いながら学べたことです。
ラフな接客を好むお客様や超VIP、色んなゲストが館内にいらっしゃいます。そういった方々にそれぞれ適切な対応をするという部分も先の人生において役に立つ部分ですね!
こんな人には不向き?超リアルなホテルマンの現実
結論から言うと、きらびやかでかっこいい世間のイメージとは大きく異なる現実が存在します。どの仕事においてもそれはある程度あると思いますが、自身の経験上正直なところホテルマンが一番理想と現実のギャップが大きい仕事でした・・・。その為自分自身「どこにモチベーションを見出して仕事を頑張るか?」は常に考えていましたし、セルフコントロールはより求められる仕事だと思います。
★こんな人にはオススメしません!
①外国人が苦手、語学能力に不安がある人
現在移民や外国人観光客は増えインバウンド需要は伸び続け、1日通して接客したゲストに日本人が1人もいないなんてことはよくある話です。
その中で必須なのが外国語。中国語や韓国語も話せた方が間違いなく良いですが、そもそも英語は普通に話せないとこの仕事は厳しいと思った方が良いです。
僕も英語力は大学受験時に頑張った程度で単語を繋いでどうにかなるかどうかレベルでしたが、本当にきつかったです。
採用されるかどうかの話ではありません。実際僕が勤務していたホテルはいわゆる5つ星ホテルでしたが、英語苦手でも採用はしてもらえました。
自身の経験上一番きつかったのは「難しい英語や高い語学能力を求められるシーンだとほぼ無力/他スタッフの助力が確実に必要になる」です。これが何より仲間に申し訳なかったのと、せっかくかっこいいホテルマンやってるのに・・・と悔しかった思い出があります。
特にインドなどアジア系の外国人ゲストの英語は超特殊なのです・・・もはや英語にすら聞こえない訛りもあります・・・。こうなってくるともう完全にお手上げでした笑
もちろん語学能力をこれから上げていきたい!という方であればOKだと思いますが、外資系などの有力ホテルであればあるほど即戦力を求めているのでそこは注意した方が良いと思います。
②会社から正しい評価をされたい人
営業職や販売職は営業成績が個人ごとに存在し、目標に対しての達成率や前月からの伸び率などで評価が客観的にされるかと思います。
それに比べてこういったホテル業だと、そもそも個人ごとの売上や目標設定をするのが非常に難しいのです(基準がそもそも無い)。その為ボーナスの基準となる査定評価に「忙しい中頑張っているから」みたいな定性的な話が入ってきたりすることも・・・。
全てのホテルがそうだとは全く思っていませんがリアルな現実話をすると、自分が退職した理由もこれです。自分は比較的上司に好かれていたと思うので、むしろ逆に良い評価をもらっていましたが・・・。
外資系ホテルだとまた違うのかもしれませんが、ホテルはチーム戦で「みんなで頑張ろう!」の意識が強すぎるあまりこういった個人評価がブレやすいと感じます。その為年功序列制の会社が多いのも事実です。
ホテル業を辞めて営業職に転身した自分からすると「本当に営業職って自己評価と他者評価に差が出にくいな」と思いました(;^ω^)
③上に昇りたい野心がある人、稼ぎたい人
結論からいうとこの仕事はほぼ間違いなく稼げる仕事ではありません笑
もちろん接遇接客や言葉遣い、VIP対応、有名人目撃できる(ホテルによる)、チームワークなどなど学べるものはたくさんありますが、給料ベースは相当低いということを理解しておく必要はあると思います。
また②で話したとおり評価基準が曖昧なホテルもあるため、なかなか昇進や飛び級は難しい業界です。とはいえ、やりがいや手に入るスキルを考えると決して悪い職業ではないと思うので、自分が将来どこを目指しているのか?でキャリア選択すると良いかと思います。
④体力に不安がある人
ホテルで働きたいと思う人であれば、恐らくイメージするのは「宿泊部・料飲部(飲食サービス)・調理部(キッチン)」がほとんどだと思います。
そしてこの3つは全て間違いなく【体力勝負】です。
自身が所属していた宿泊部に関しては夜勤や泊まりでの仕事が存在します。この夜勤が本当にキツイです。過去コンビニ夜勤アルバイト経験があり、夜更かし大好きの僕でもキツかったです・・・。
キツイ理由としては「拘束時間の長さ」なのかなと思います。ホテルにもよりますが、自身のいたところだと例えば16時出勤~翌日10時退勤みたいなパターンが多く、要は2日分の勤務になるわけです。(18時間拘束、2時間休憩、16時間勤務)そりゃーキツイ!!笑
そして基本的に勤務時間はゲスト対応なので個人ごとに割り振られているパソコン仕事などはここから残業しながらやるというわけです。24時間ホテル館内にいた日が懐かしいです・・・。仲間と行く夜勤明けの飯(明け飯と呼んでました)は楽しかったですが(;^ω^)
翌日が休みだと朝10時に退勤して「実質今から2連休!」と旅行に行く猛者もいましたが・・・昼夜逆転し休みの日も寝たきりになる人は多いと思います。
コロナの流行や働き方改革がきっかけで環境が少しでも良くなっていることを祈ります・・・・。
◆おわりに
いかがだったでしょうか?自身の経験を通してホテルマンという仕事を紹介させてもらいました。良くも悪くも結構リアルな話になったと思います・・・。是非今後のキャリア選択の参考にしてもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
これからも役立てる投稿をしていこうと思うので、よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです(^^)頑張る源になります!!
次の投稿をお楽しみに★