斑企画様による【文字化化コラム】を考察
斑企画様は文字化化製作者の代理でエックスにて運営をしているお方で、文字化化コラムとはその当アカウントでポストしている文字化化の知られざる魅力的でより興味をそそる豆知識が上げられてます。
その中で気になるコラムを拾って考察します。
今回は赤傘男関連のコラムに注目します。
コラム①による〈足音〉について、これを表面的な模倣と言うならば赤傘男の本体は赤い傘であることから人間の真似事をしていると言うこと。
なぜ人間の真似事をするのか、それはコラム②に繋がり、赤傘男は世間が噂を立てた想像上の人物であり、その噂で存在してしまった怪異である。そしてその噂では赤傘男は人間というイメージが与えられていた。よって赤傘男は人間の形、表面的な模倣をしているのだろう。
コラム④でも触れてる様に、〈人間の姿を模しているだけで、関節が不自然な方向に曲がる〉と述べられている。例えば赤傘男から隠れるために隙間男に匿ってもらった時に現れた赤傘男の頭が足の横にボトンと現れた。主人公を覗き込む様にあり得ない、頭の位置から真下へ落ちてきました。そもそも人間ではないのだから関節も何もないんでしょう。
そしてコラム③ですが、これはつまり異界の怪異の肉体を喰らうと怪異語を習得するということ。赤傘男は主人公が56した人間もしくは怪異を食すために主人公をストーカーしていたことが終盤で明かされたが、主人公が怪異語を習得したのはシンプルに学びで得ただけなのでしょうか。
しかし赤傘男は人間の言葉も一部話せます。もしかしたら怪異の肉体を食らうと怪異語を習得、人間を喰らうと人間の言葉を習得するのかもしれない。
それがそうなるのは赤傘男が怪異でも人間でもない、噂から生まれた何者でもない想像上の何者かだからだと思います。
恐らく怪異として存在している怪異が人間を喰らっても人間の言葉を習得することはなく、人間は得体の知れないものを食べる事は拒絶するので、そもそも怪異や人間を喰らって怪異語を習得することをしません。
しかし人間は異界に滞在しすぎると怪異化し、異界で死に復活したことで怪異化します。
いや、これはただの人間ではなり得ない現象。
それは怪異に成長できる人間が起こす現象です。
これについてはこちらのコラムが触れています。
コラム⑤から察するに、主人公は〈現世で怪異として生まれ異界に来た存在〉が一番近いと思います。
証拠としては現世で這いばい男と同棲始めたエンドで這いばい男に食事を与えたその皿の中は怪しい赤い何かが盛られていました。
恐らくそれは…。
異界から離れ現世で暮らすことを選んだ主人公ですが怪異が治ることはなく。
そもそも怪異という存在として生まれた人間であれば治ると言う事はなく現世での生活も違和感なく普通に振る舞ってるのを見ると自身がそう言う存在だと認知してる様に感じます。
以上、後半から主人公について考察が進んでしまいましたが、また気になる【文字化化コラム】が更新されたら考察したいと思います。
あ、他にもコラムが上がっていますがまた気が向いたら更新します。
最後まで読んでくれてありがとうございます。