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[生汁日乗]通気坑:2024年11月11日(月)

晴れ。ポッキーアンドプリッツの日だという。そんなことには全く無自覚に普段はあまり食べないプリッツを食べていた。知らぬ間に、広告に「何か」を刷り込まれているのかも知れない。怖い。

朝起きて、お茶を一杯飲んで、お弁当作って、朝飯作って、洗濯して、シゴトして、お昼食べて、シゴトして、夕飯作って、片づけしたりして、本を少しだけ読んで寝る。

なんだか、平日はコレの繰り返しだ。

大抵の人の日々は、そういう「何か」の繰り返しなのかも知れない。

少し、本を読んだり、新聞を読んだり(今日は休刊だったが)、家の人と話すこと。それが日常が閉塞しないための通気坑。それを確保し続けることが「何か」への抗い。通気坑の「坑」は抵抗の「坑」なのかも知れない。

近頃、お風呂の掃除&湯張りを子供たち(おおむね長女)がやってくれてとても助かる。ありがとう。

練る前に、『我と汝・対話』、『失われた時を求めて』、『生成と消滅の精神史』あたりのページを少しずつ、のそのそと繰る。

あと、南方熊楠に触れたくて、中沢新一『森のバロック』も少し。おもしろそう。

夜になると眠たいのだけど、毎日、もう少しだけ、本を読めたらよいと思う。坑を大きくして、日常の通気を良く保つ。

そういえば、日曜に見切り品の鮟鱇を安く仕入れていたので、お昼は独り、鮟鱇汁を食した。昔、実家で冬になると、しばしば作ってくれたことを思い出す。こういうのも坑なのかも知れない。

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