[生汁日乗]困難な成熟:2024年11月16日(土)
一日中、曇り。
朝、きっちり起きる。いつも通り緑茶を飲む。
息子氏は土曜授業。朝、きっちり起きたけれども、お弁当づくりは免除してもらった。ごめん。ありがとう。
予定のない一日。午前中、ずっと本読み。嗚呼、嗚呼。
朝から本を読んでいたら、燃えるゴミを出し忘れた。どしぇ。
お昼は中村屋の肉まんとあんまんを蒸かして、野菜スープとか添えて適当に済ます。
午後、長女の社会科の試験勉強に少し付き合う。
今のiPhone7は5年8ヶ月使っている。少し、容量も少なくなってきているし、買い換えが必要かと思って調べたのだけれど、Docomoのサイトの情報提供が不親切すぎて疲れ果てて断念。
休日にこういう作業をするものではない。かと言って、平日の仕事中にもできないのだけど。。。
午後もその他の時間は本読み。
内田樹『困難な成熟』を読み進める。アフォリズムの塊の様な書物。引用し始めるときりがないからやめておく。「市民的成熟とは?」という問いに対して、様々な切り口から語り解しが図られる。これはもう「哲学書」だと思う。兎に角、むっちゃ読みやすく、分かりやすい哲学書。
第1章の責任やルールやフェアネスについてから始まり、第2章の「働くということ」は、先日読んだ柿内正午の『会社員の哲学』やグレーバーの『ブルシットジョブ』とリンクする。第3章の「与えるということ」の贈与論では、これまた読み終えたばかりの、マルティン・ブーバーの『我と汝・対話』にも繋がる。第4章では「伝えるということ」を通じて、死や教育や伝承をみつめ、第5章では「この国で生きるということ」を問い、語る。以上、まとまりのない章立ての羅列だけど、これだけ多岐にわたるトピックを飽きさせずに通読させる力がこの本にはある。
そして、読書を通して、世界の接続を思った。
晩ご飯にはまたタコライスを。なんだか、レパートリーに乏しいけれど良いんだ。野菜もタンパク質もとれるし、美味しいから。
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