こまめな利確が大きな成果を生む #6

デイトレの鉄則は低く仕込み、高く売ることです。デイトレをやっていない人でも分かることです。

これは自明のことであり、これができればまず負けることはありません。しかし、今まで話してきたようにそれはほとんど不可能です。1分先、10分先、1時間先の株価なんて知る由もありません。

そこで勝つ可能性を上げるのが、「こまめな利確をすることです」(利確=利益確定)

例えば、1株300円の株を100株仕込んだとします(保有株30000円)。1分後に1株302円に上がったとしたら保有株は30,200円です。この時点で利確をしてしまえば200円の利益を得ます。(今、手数料等は考えないことにします)1分で200円の利益ですので、あまりに単純な考え方ですが時給換算すると12,000円です。(デイトレにおいて時給換算して考えるのはとてもナンセンスです。ただ目安として見てください。)この計算から分かるように、どんなに小さな利益でも、こまめに積み上げて行けば大きな利益につながります。

ただしこれが本当にうまくいくのか。結論は誰もがわかっていると思います。ノーです。

まず一番の敵は1分後に2円でも上がる銘柄を毎度毎度選べるのかどうか。正直、変動の激しい銘柄であればかなり簡単です。ただ毎回タイミングを見て選び続けるのはかなり困難です。

そして今回一番伝えたいのが2番目の敵である、「私たち人間の欲」です。おそらくデイトレ経験者なら誰もが体験したことがあると思います。「あともう少し待てば、3円位追加で上がるだろう」という欲です。このような欲がでて失敗するのはもはやデイトレあるあるでしょう。それにこの考え方は利益を確実に得るタイミングを失うのはもちろん、時間も無駄に消費してしまいます。こまめな利確をして、次のタイミングを見計らう方が断然効率が良いです。

先のわからない未来に欲を出すのは賢明ではありません。先ほどの1分で2円上がって利確という例えはとても単純ではありますが、ファンドや上級者でもそのようにやっている人がほとんどです。(もちろん資金力には差があります)

そして忘れてはいけないのは、私たちにはどの銘柄にでも投資できる権限があります。つまり、先ほどの例えとつなげて話せば、時給12,000円のデイトレを3銘柄でやれば時給36,000円です。さらに資金力次第では、10銘柄投資を行い、時給120,000円も可能となるわけです。要するに、同じ時間で10個のバイトを掛け持ちながらやっているイメージです。そう考えるとデイトレはすごいですよね。

もちろんこの先、銘柄選びについても発信していきます。ぜひチェックしてみてください。ご購読ありがとうございました。

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