逃げるが勝ち "損切り" #3
今回は損切りについて話していこうと思います。
損切りとは、株式を購入後その株式の価格が購入時より下がり、損失が出ている状態で売却し、損失を確定させることを言います。ロスカットなどと呼ばれることもあります。100円で買ったものを80円で売るようなイメージです。
まずデイトレをやったことのない人や、始めたばかりの人にとっては損切りの大切さは理解しかねる部分は多いと思います。しかし、それだと大きな損益を出すことにつながったり、利益を出せるチャンスを逃すことにもつながります。
中には損切りを避けるべく、長期保有すれば良いと考える人もいるかと思います。もちろん投資先の企業が潰れない限り、その判断は間違ってはいないでしょう。しかしそれがどれだけ先のことになるのか、あるいは企業が潰れない保証はあるのか、誰にも予測することはできません。それに当たり前ですが、デイトレでは限られた資産の中でしか運用することはできません。10万円を投資し、長期保有をすればわずかな配当金が手に入ることもありますが、その保有期間は10万円を運用、つまりデイトレができないわけです。それなら損切りにより多少の損失は出したとしても、その分運用をし直し取り返しを狙う方が賢明だと言うことです。
このように損切りの重要性について話してきました。
しかし、多くの人が損切りのタイミングについて悩むと思います。そこで私は損切りのルールを1つ決めています。それは株価が5%下がれば絶対に損切りするというものです。これは例外なく5%下がればです。
株価は私たちの見えない外部環境の影響も受けながら変動しています。予測はほとんど不可能なわけです。そしてデイトレでは大袈裟ではありますが、1分1秒全てが大切です。5%下落で損切りし、また次の狙いを定めエントリー。これこそが損切りのあるべき姿です。
ちなみに具体数で説明すると、1株500円で買い5%である25円下落、つまり475円になれば損切りをすると言うことです。
もちろん5%は私が経験上一番適正だと感じた値であり、それは人によって変えるのもありだと思います。しかし5%より大きい値はあまりお勧めできません。そうなってくると損失が少し多いかと思います。
このルールを忠実に守れば負け越す可能性というのは大きく減ってきます。
自分なりの値でルールを決め、大きな損失を出さないよう意識してみてください。経験を積むにつれ、このルールは大きくあなたを助けます。