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思考:神話とかブディズムの現状から公有化の利点を考える。
著作権とかないから神も悪魔もブディズムも使われまくりだ。
みんなに覚えておいてはもらえるが、エロい目にあわされたりもする。
よう、兄弟。俺だ。
今回はパブリックドメインとか公有化と呼ばれる、皆が好きに使っていい著作権の期限が切れた作品について考えてみよう。
1:著作権フリーになるとみんながやたらめったら使いだす
現代日本でゲームとか漫画とか読んでたら、どっかしらで同じ名称が出てきた経験はないだろうか。バーフバリでやたらシヴァ神が崇め奉られてたらお空のゲームでもシヴァ神が出てきたり、ソーシャルゲームだとこぞってフレイアとかアルテミスとか出すので毎回同じ名前を見る事もあるだろう。
それもそのはず、神話の神とか仏教のブッダとかあるいは悪魔には著作権が存在しないからだ。考えた本人はとっくに涅槃にいってるからな。
使われて困るヤツはこの世にいないというわけだ。
では、そうやってアチコチで使われまくるとどういうメリット・デメリットがあるだろうか。
2:公有化されるといっぱい使われて知名度があがるがとんでもないエラい扱いも受ける。
おまえも身近な所でそういう神とか悪魔とか史実の故人とかの名前をよく見る事で、何となくはそういうヤツラの名前を憶えている可能性は高いとみている。
そう、歴史とか神話を学ばなくてもアチコチで名前や設定を使用されるので人々に覚えていてもらえる、と言うのが最大のメリットだと俺は考えている。これはとてもだいじなことだ。
例えば直近で神話扱いされているクトゥルフ神話とかは実はまだ成立から100年たっていない。元はパルプ・マガジンに掲載されていた創作物だったといわれている。
当時の親しい作家達が名称とか設定を共有し一つの世界観を構築、それが現代で如何にも神話めいて扱われるようになったのだ。直近だとSCPとかも共通の世界観とルールで創作されているので共通しているといえなくもない。
だが、公有化はもちろんデメリットもバッチリ存在する。
作者のあずかり知らぬところで自作や登場人物がとんでもない扱いを受けたりもするからだ。
さっきのクトゥルフ神話だと、恐るべき神々がイカれた極東の島国でカワイコチャンなベイヴにされてたりとか、伝説の騎士王(男性)が小柄な少女騎士だったとかって改変されたりしてエロい……いや、エライ目にあわされたりする。
この、N次創作によるトンデモ改変は何にでもある。
ブッダだって立川で気楽なパンピーライフを送らされたり、閻魔大王が中間管理職めいた苦労人にされたりもしている。
つまり、おまえが世に残る名作を送り出したとしたら遅かれ早かれトンデモ改変N次創作を出されたり、おまえ自身が美少女だったという事にされてエロ…じゃなくてエライ目にあわされたりもする。そういうさだめだ。
戦場へ
多くの人々が活用していいように許可を出すことは多大なる利点と、自作品をどう料理するか他者にゆだねるという難点と表裏一体だ。
だがま、遅かれ早かれいずれは他者の手にゆだねる事になる。
それを踏まえたうえでおまえが生きている間どういう線を引くかはおまえしだい、ということだな。
今回はここまでだ。またな。
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