脱うつ:「ゆるし」がお前の精神を守る
世の中にはお前の「怒り」を駆り立てる出来事が溢れている。
しかし「怒り」はお前自身を一番傷つける。些細な事なら「ゆるす」事でお前は守られる。
よう、兄弟。俺だ。健勝にしているか?
お前は過去のエントリからストレッス源を避け、充分な睡眠を取る事でエムッピーを温存し、精神の安寧を得られる事を学んだ。
だが現代社会の闇は深くうつという迷宮は入り組んでいる。
だが、お前は他の知恵を求めてもいいし、もう鬱は脱したとして創作に励んでもよい。また困ったらここに知恵を求めてもよい。
今回は「ゆるし」の効用を説明する。これはブディズムにおいても重要な知恵だ。
お前は何かに怒りを感じた事はあるか?大抵の人間はあるだろう。ないという人間はそれはそれでよい。
各々の感性に応じて許しがたいと感じる物事があるのは人間として当たり前の事だ。だが「怒り」はお前が温存したいエムッピーを大量に消費する上にお前のニューロンも傷つける。
つまり、常に「怒り」を抱いて生きるというのは自分をたいまつの様に燃やして生きるに等しい。そして「怒り」が激しければ激しいほどお前自身が燃えるのも早くなる。そして炭の様に燃え尽きてしまえばまた「うつ」の暗闇に逆戻りだ。
しかも厄介なことに「うつ」の深みにはまっている時ほど人間は「怒り」安くなる。インターネッツにあふれる自分とはかかわりのない事に「怒り」を感じ、落ち着いたらエムッピーが枯渇していて「うつ」が深刻化するという泥沼の構造だ。
それを防げるのが「ゆるし」だ。人間の生理機構として「怒り」が持続するのは6秒ほどというのが本日の研究で知られている。
6秒経過した後に「怒り」続けるかはお前の意志にゆだねられるわけだ。
「怒り」を感じた物事がお前の身の上に起こった事でなければ「ゆるす」事で「怒り」がお前自身を燃やす事を防げる。
「怒り」を感じた物事がお前の身の上に起こった事であるならば、それはストレッス源なのでまず距離を取り、影響を減らす。
影響減らし、心のゆとりを得た上で「ゆるす」とよりお前自身を守る事が出来る。
しかし、「ゆるす」事に慣れていない場合は中々許せないという事もあるだろう。「ゆるす」事もまた実践を重ねる事で許せる物事が増えてくる。
「ゆるす」事が慣れていないのであれば、非常に些細なことから始めるとよい。身体がぶつかってしまったとか、レストランで注文を間違って受領されてしまったとか、そのような事でもすぐに「ゆるす」事でお前は心の平穏を得やすくなる。
そうして慣れてきたら自分自身の事もゆるしてやるとよい。
現代人はしばしば思うように生きれない自分自身に怒りを感じ消耗している事が多いからだ。だが、自分自身を怒り憎むのはもっともお前の精神を荒ませる。「ゆるす」事をトレーニングして自分自身を「ゆるす」事でお前はより潤沢なエムッピーを確保し、太平楽でこの困難の多い現代社会を生きる事が出来る。
「怒り」は自分を傷つける、「ゆるす」は自分を癒す。
より心地よく生きていくのなら覚えておくとよい。
今回はここまでだ。またな。