悪役に同情する世界
昔新聞広告で鬼の子供を見たんです。すごい刺さる広告でした。
話は変わり、絵本作家ヨシタケシンスケさんの挿絵がすきです。
なかでも悪い童話の狼の子孫たちが旅をする話。(メガネの本で読んだ)
結局おじいさん(桃太郎の鬼)が悪いことをしたのはわかるけど
僕はどう生きていくか悩んでいく。
ツイステッドワンダーランドやヴィランズの流行
悪役のカリスマってあるんですよ。北斗の拳。マッドマックス。ジョジョの奇妙な冒険。ゲゲゲの鬼太郎。
勧善懲悪の世界では絶対に負けると約束される普遍的な悪役。
まだ読んでないけどハーメルンのバイオリン弾きのラスボスとかガンソードの悪役とかけっこう吐き気を催す邪悪です。
犯罪者に憧れるヤンキーとか理解できないけど一定に多いです。アメリカの貧困層も。ギャングにはまると死刑より生存率低いですが。
何かに憧れる若者たち
かっこいいんですよ。自分にできないことが。結局自分に伸び代がないとわかったら非行にいってしまう。楽だから。
話がそれましたけど、悪役って悪役の美学があるんです。
理解できないから興味が惹かれる。理解できるから弱さに同情し、見習わない。人間賛歌に似ています。
正義は別の正義って野原ひろしが言ってました。
美女と野獣のいいとこは、野獣に同情する美女ベル。改心する野獣のドラマチックな背景です。
しちゃいけないことを説教するのは悪か?
冒頭に戻るけど、悪役の子供や子孫は悪か?悪役の子分は悪か?
今fateの映画や忍者と極道って漫画にはまってます。
両方悪役の美学や哲学、それまでの悲しい背景がある。ジョジョ6部のプッチ神父も言ってました。覚悟が大事だと。
犯罪者は負の方向で覚悟があります。誰にも真似できないんです。
この本にもあるんですが、非行をするこには背景がある。
ツイステッドワンダーランドも悪役がぽんこつだったりかわいかったり一生懸命で、いいとこだけじゃないんです。全員の人間が長所だけではない。
ヒーローアカデミアのヴィランズも人気だけど、そういった背景に同情し、自分と違うことがあるから人気なんではないでしょうか。