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DX推進はひとりじゃ出来ないんだな
こちらは【nest】データ活用 Advent Calendar 2022」の2022/12/20投稿です。
nestとは
ウイングアーク1st社のツールを利用しているユーザのためのコミュニティです。ユーザであればどなたでも参加できます。
今年のテーマ
私たちの挫折と乗り越えストーリー
私の挫折
お客様先常駐のSEです。
Dr.Sum導入から約6年、MotionBoard導入から約3年。
Dr.Sum Datalizerと比べるとMotionBoardの現場への定着がなかなか進まなかったのです。DXが推進できない。でもこれ、結構あるあるなのでは・・・?
定着しない原因
とにかく作業あふれ
自分の作業が多すぎて全体に手が回らない現実がありました。
Dr.Sum/MotionBoard担当として日々作業に追われ、現場とのやりとりは社員さんが担当してくださるもののそれ以外の仕様の詰め・実現方法の考案、開発・運用。抽出定義&ボードは増える、運用の手間は増す、その中で次の作成依頼がくる。根本的な設計を共通にしたい、作成済の抽出定義&ボードの使われ度合いの分析やてこ入れもしたい、でもこれらをひとりでまかなうのは限界があると痛感しました。本当に時間が足りない、手が足りない!打開策が出せず時間が過ぎていきました。
2022年夏、状況が変わった!!
しかし!2022年7月~、急速に状況が変わりました。
DX推進する組織の発足
世の中に高まるDX機運を受け、お客様先の情報システム部門に「DX推進グループ」がうまれ、私はそちらに異動しました。それまでは正直ひとりでDXやっている感覚でしたが、組織が出来、メンバが複数名アサインされたことで超強化されました。兼務2名→専任8名体制に変更です。DX・データ活用の重要性を組織が理解し、同じ方向を向いた感がありました。
推進力のあるリーダーがやってきた!
この新部署に、IT関連部署でないところから異動してきた社員さんのパワフルさが素晴らしい。マネジメント能力が高いうえにMotionBoardの魅力をすぐ理解し惚れ込んでくれ、ものごとがぐんぐん進みました。この社員さんはITのエッセンスをスポンジのように吸収できるので、現場に強くアピール・導入できるようになりました。
Dr.Sum、MotionBoardそれぞれに担当社員さんが!
さきほどのリーダー以外にもうひとり、優秀な方がDr.Sumの担当についてくれました。夢のようです。この方も教えることをスポンジのように吸収します。こんなに幸せでいいんですか。
Dr.Sum/MotionBoard開発メンバ教育できるようになった!
お客さまは全社的(本社+グループ会社)でDr.Sum/MotionBoardを使い倒していく方向に舵を切り、私にはツールが扱えるメンバを増やすため「育てる」ミッションが追加されました。今、Dr.Sum Datalizerを3名、MotionBoardを1名教育しています。若者たちはみんな優秀なんですよ。ほくほくです。今後も教育メンバは増える見通し。情シスの中でDr.Sum/MotionBoardの評価が低く軽んじられていた時代がうそのようです。
ひとりじゃ無理・・・!
BIツールって1人担当が多いと思うんです。
でも、本格的に組織にデータ活用はびこらせようと思った時、1人ではどうしても限界がある、無理あるよ~!
組織としてDX推進の方向に動くこと、全社的に号令がかかること、DX推進するために一緒に動くメンバーが必要だと今回痛感しました。
BIツール天下統一は最終段階
6年前にDr.Sumを導入したとき、社内の複数BIツールをすべて倒しDr.Sumでまとめてやろう、天下統一してやろうと思い、密かに野心を燃やしてきました。私の戦国時代は始まってしまった。
この記事を書いているまさに今日の午後、ついに最後に残った大物BIツール(国内大手SIメーカー製)利用をやめたい、Dr.Sumに移行したいという相談を正式に受けましたのでお客様に伝えました「実は6年前からこいつをぶっ潰してやりたいと思っていました。是非やりましょう」
思い描いた世界まであと1~2年です。
以上