ワイルドな自己概念

山中銀之輔さんという
ほぼ自給自足のエコビレッジを
作った人の話を聞いていて

「俺にはこんな、
会社とか自給自足ビレッジを
一から作り上げるような
野生的バイタリティはないよ。
男らしいというか
未来少年コナン的というか、
我が道を往く感じでカッコイイよなあ。
俺は弱いけど、、」
みたいに感じたんだけど、

銀之輔さんが
会社で成功して天狗になり始めたら
会社経営をやめる流れになったり、
何年もかけてビレッジを作って
軌道に乗ったと思ったら
乗っ取られたり、

すごいバイタリティのある人だけど、
その努力・頑張りに
成果が出始めたところで
プライドや執着を持ち始めると、
その形のレベルの成果を
手放して、
次のことに向かわざるを
得なくなって、
失った時は
絶望したり
奪った人を恨んだりドン底だけど、
結局よかったっていう。

銀之輔さんみたいに
未来少年コナン的な強さがある人は
男としてカッコイイし
ワイルドで魅力的だし、
村とか会社とか実績を作れるし
自分とは違うよなあ、
羨ましいなぁ
と思ったけど、

その自己概念にプライドを持った瞬間、
「ハイ、次ね」
となるのを見て、
「世界の中に、
村とか会社みたいな
成果を残すのは
ポイントじゃないんだ」
と思った。

だから、
「宝は天に積みなさい、
この世の宝は虫がついたり
盗まれたりするから」
って言うのかな。

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