無意識の拒絶
「真理を与えることができるグルが少なすぎるのです」という質問者に答えて、
マハラジが
「グルの恩寵は常に差し出されているし、
与える準備は常にある。
受け取る準備ができている人の方が少ないのだ」
とあったけど、
確かに、
日常で感じる通奏低音のような、
微妙な退屈感とか欠乏感、
なんとも言えない気だるさとか不毛感とか、
寝起きの意気消沈したような気分のとき、
「すでに何かが足りない、
心を満たすものが与えられてない」
というか、
渇いた砂漠にいるような気分で、
「幸せがない環境にいる」
みたいな、
微妙に環境の被害者になっている感覚がある。
まあだから、何か自分を満たしてくれる場所に行きたくなるんだろうけど、
本当は、すでに与えられている何かを、
受け取り拒否しているのかもしれない。
意識では、
肉体とか外側の環境が自分に与えてくれてない、不毛地帯にいるみたいな気分だけど、
実際には投影で、
自分が自分に与えないよう、
何かを無意識に拒絶して堰き止めているのかも。
ヘレンも、イエスに対して
いざという時助けてくれないとか怒っていたけど、同じなのか。
環境によって、得られる幸せに差があるという信念も、この投影から来ているのか。