心理
『メンタル心理カウンセラー』
資格を取ったのは昨年の11月。
臨床心理士だとか社会福祉士みたいな国家資格じゃないし、
何の変哲もない民間資格。
受講料が3万円くらいかかるし、別で受験料が必要だし、
試験は在宅で受けれるし、問題用紙の隣に教材を広げて解くこともできる。
当然中身なんてないし、資格ビジネスと揶揄する声も時折耳にする。
『形』だけの資格だと思う。
カウンセリングなんてのは格好よく表現された言語であって、
その実態は単なるお悩み相談。
僕たちが幼い頃から、友人間で何の気なしに行っていたそれらは
全てカウンセリングだと思っている。そんなことは百も承知で
メンタル心理カウンセラーの資格を積極的に取りに行ったのには理由がある。
人に寄り添ってもらうには『形』が必要だからだ。
おおよそ社会で生きづらさを抱えた人に寄り添うはずの
心理カウンセラーだが、実際の構図はまるで逆。
相手に寄り添ってもらって、初めて成立する職業だ。
そのためには形を備えていなければならない。
僕たちが悩みを相談するときに相手を選ぶように、
カウンセリングを受けたい人もまた相手を選んでいる。
まして、誰にも話せないような大きな問題となれば、
その選抜枠を勝ち取るのは限りなく難しい。
僕自身、メンタル心理カウンセラーになる前から、
様々な苦悩を抱えた人と触れ合ってきた。
親から常に完璧を求められ、過量服薬で精神を繋いでいる人。
仕事の辛さから、職場の上司の前で自傷した人。
何年も連れ添ったパートナーとの性に関する悩み。
お米を見るだけで吐き気が止まらない拒食症の人と、健康を願う親との衝突。
種々様々、程度こそ違えど、皆等しく生きづらさを抱えていた。
そして僕自身もまた、いろいろな想いを抱えて生きてきた。
人間というのはどこまでいっても醜い生き物だ。
自分よりも尊くオシャレとは距離を取り、
自分よりも賤しく大衆であるものと距離を縮める。
集客は、常に手の届く範囲に置かれた状態でなければ起こり得ない。
そして彼らにとって手の届く範囲とは、
おおよそ彼ら相応の経験をした者を指すだろう。
つまるところ、強きと戦うなら気高くいなければならないし、
弱きを救うなら弱みを曝け出す必要がある。
言い換えれば、メンタル心理カウンセラーとして生きていくと決めたのであれば、彼ら相応の経験により自らが社会からネガティブな印象を浴び続け、そしてそれを露わにし続けなければならない。そうでなければ、彼らから目を向けてもらえない。
その上で、カウンセリングで最も大事な『信用』を得る必要がある。
これは至極単純で『嘘をつかない』。これに尽きる。
なぜなら信用とは「行動の善悪」ではなく「言動の一致」だからである。
なので僕は『自分に正直に生きる社会の嫌われ者』に
なるべく毎日自由に生きています。
という長ったらしい言い訳を文章にしてみました。
メンタル心理カウンセラー最高!
それでは、各種お悩み相談、お待ちしております。
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