「良いセリフ」とは何か?
どうも。ペンゼルと申します。
私は趣味で、ドラマの脚本を書いています。
今回、この記事では
脚本における「良いセリフ」とは何かについて、私の考えを述べていこうと思います。
◯パターンAとパターンB
いきなりですが、まず初めに
以下のセリフ(パターンA)を読んでみて下さい。
上記のセリフを読んでみて、どう思いましたか?
おそらく「つまらない」と感じたと思います。
けれども
もし太郎が、猫が嫌いで、かつ、花子のことが好きだとしたら…
このことを踏まえたうえで、以下のセリフ(パターンB)を読んでみて下さい。
パターンBを読むと
太郎は、花子に好かれようとして、猫が好きであると嘘をついていることが分かると思います。
そういう意味で
パターンBは良いセリフであると言えると思います。
ここで注目したいのは
パターンAもパターンBもセリフ自体は一字一句同じ
ということです。
◯「良いセリフ」とは
パターンAのように、一見つまらなそうなセリフでも
「太郎は猫が嫌いで、花子のことが好き」という場合のときに使えば
「良いセリフ」になることが分かると思います。
つまり
「セリフ」というのは、場合次第で
「良いセリフ」にもなるし「つまらないセリフ」にもなる
ということです。
こういうセリフが「良いセリフ」で
こういうセリフが「つまらないセリフ」と絶対的に決まっているわけではないのです。
たとえどんなセリフであっても
「良いセリフ」となる可能性を秘めているのです。
◯最後に
というわけで、今回の記事では
脚本における「良いセリフ」とは
どういうものかについて、私の考えを述べました。
例えば
オシャレな言い回しのセリフであったり
ひねりの効いたセリフであったり
そういう“見た目の良いセリフ”こそが「良いセリフ」だと思われがちですが
そういうセリフだけでなく
いたって普通の、何の変哲もない見た目のセリフも
場合によっては、良いセリフとして輝けるチャンスがあるということを
今回の記事で伝わればいいなと思っております。
それでは、またお会いしましょう。
Have a nice day.
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