ファイルを作ってPython 3で実行する
さて、いよいよ実際に本格的なコード作りにチャレンジしてみましょう。
といっても、まずは初歩の初歩を固めます。
Pythonのプログラムは「.py」という拡張子で作り、それを「python hoge.py」と実行すればOKらしいです。
まずなんでもいいのでテキストエディタを立ち上げます。私はCotEditorを使いますが、最悪Mac標準の「テキストエディット」でも大丈夫です。
そこに「print("Hello world!")」と打ち込んで、保存します。
私はDropboxフォルダの中に、「python」というフォルダを作り、その中に「test.py」という名前で保存しました(この.pyが超重要です)。
あとはこれを実行するだけというこで、ターミナルを立ち上げます。
しかし、上記のようにそのまま打ち込んでも「can't open file 'test.py': [Errno 2] No such file or directory」みたいなエラーが返ってきます。ファイルが見つからない、ということですね。だったら、そのファイルを探しにいきましょう。
イメージしてください。あなたはこれから地下ダンジョンに潜る冒険者です。必要なのは、下の階層に下りるための階段を見つけること。
まずは、地図を広げましょう。コマンド「ls」(エルとエス)です。
いくつかの名前(フォルダ名)が見えてきました。これが階段たちです。私たちがこれから向かう先は、Dropboxフォルダの中なのでした。
だったら、その階段を下ります。コマンドは「cd」。
最初はDropboxをミスタイプして、「Drobox」(泥ボックスって嫌な響きですね)としてしまったので、エラーが返ってきましたが、きちんと打ち込めた二回目では、きちんどDropbox階層に下りることができています。一階層クリア!
あとは、同じことを繰り返します。コマンド「ls」(エルとエス)です。
地図を広げて、下りる階段を特定(今回は、pythonです)。
続いて、コマンド「cd python」を発動。
これで第二階層クリアです。もう一度「ls」(エルとエス)をしてみましょう。
お目当ての財宝、じゃなかったファイルが見つかりました。そうです。この階層であれば、目的のファイルが「視認」できる(地図上にある)のです。
この状態で、最初にエラーが返ってきた「python test.py」を実行してみましょう。
みごと「"Hello world!"をprintせよ」という命令が実行されて、このように画面に出力されています。やったね。
どこのフォルダの下にファイルを作っても、基本的には同じ操作でファイルがある階層に移動して、そこで「python hoge.py」というコマンドを実行すればOKです。あんまりややこしいところにおくと、この移動もややこしいことになるので、最初はできるだけ上の方に(トップに近い方に)置いておくのが良さそうですね。
これで、コードを書いて、実行するという環境が整いました。後は、どんなコマンドがあるのかの確認です。
(つづく)