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Weekly R-style Magazine 「読む・書く・考えるの探求」 2018/04/09 第391号
はじめに
はじめましての方、はじめまして。毎度おなじみの方、ありがとうございます。
先週、iPhoneの機種変更をしました。iPhone SEへの変更です。
いまさらSEかよ、とお思いですよね。わかります。
でも、先週まで使っていたiPhoneって、実は4Sなのです。5とか6とかではなく、4です。ええ、衝撃ですよね。私も衝撃です。
私は物持ちがよいというか、貧乏性なので、「使える間は使い続ける」というポリシーを持ってガジェットに接していますが、これがまあ4S、使えるんですね。使えちゃうんです。だから、そのままずっと使い続けていました。
どのくらいか?
◇iPhone4Sをゲット!
https://rashita.net/blog/?p=6714
という記事を、2011年10月15日にアップしています(これだからブログは便利です)。ざっくり引き算しても6年は使い続けていた計算になりますね。
今回はたまたま妻の携帯料金が高く、他の会社に移動するイベントが発生し、「家族割り」的なものの影響で私も一緒に移動することになり、その際にSEだったらほぼほぼタダでゲットできる、という誘因があったので機種変更しましたが、それがなければまだまだ使い続けていたことでしょう。なんというか、消費社会に対するレジスタンスみたいですね。単に貧乏性なだけなんですが。
とりあえず、SEほんとに快適です。今までが嘘みたいです。
〜〜〜7wrinerの公開〜〜〜
メルマガ読者さんだけに公開していた7wrinerを、ブログでも公開しました。
◇7wriner ベータ版公開 | R-style
https://rashita.net/blog/?p=24300
機能不全とか、バグとか、つっこみどころとかいろいろあるかと思いますが、個人的にはこれで一段落ついた気持ちです。
実際のところ、私が自分で使うように最適化して作っているツールなので、他の人がどう使うのか、そもそも使いやすいのかはまったくわかりません。ただ、「こういうツールもあるよ」ということを知ってもらうことが、他の人の知的生産ライフに刺激を与えるのではないかとも思います。
で、それは単に言葉で説明するだけでは十分ではなく、軽くでも実際に触ってもらうことが大切です。
「カードを縦に並べるラインを横に7つ並べたツールです」と聞いても、たぶん「ふ〜ん」で終わってしまうでしょうが、実際に触ってみれば、ひとかたまりの要素に「上下」という概念がないツールが持つ操作感の独特さはすぐに伝わると思います。
今回の公開で、とりあえずその目的は一つ達成できました。今後も、「なんかよくわからんけど、これまでになかった感触のツール」を開発・公開していきたいと思います。
〜〜〜アニメの感想〜〜〜
Honkureのサイトには、アニメの感想もたくさんアップしています。
だいたいは放送が終了したアニメ(=私が最終回まで観たアニメ)です。
一般的に考えて、そのような情報を受け取ったとしても、放送は終了してしまっているのであまり役に立ちません。いくら「面白い」と言われても、DVDが発売されるのを待つしかないのですから。
しかし、最近はそうしたアニメは動画見放題サイトにもアップされています。で、そうしたサイトには山のようにアニメがあります。これはこれで観るものを選ぶのが難しいのです。
そう考えると、放送が終了したアニメのレビューでも、案外有用性があるのかなと思います。というかむしろそちらの方での需要が今後は高まっていくかもしれません。「ネットフリックスではこれを観ろ!」的な。
〜〜〜「研究ノート」〜〜〜
理系の研究者は、たぶん何かしらの実験ノートをお持ちでしょう。
それと同じく、文系の研究者は研究ノートをお持ちだと思うのですが、それって一体どんな内容が、どんな風に書かれているのでしょうか。
いまそれがかなり気になっています。今後の自分のノート術に大いに関係ありそうだからです。
でも、そういうのはあまり公開されませんね。なんとなく『知的生産の技術』の冒頭に書かれていたことが思い出されます。
どこかで「研究ノート展」とか開催されないかな。
〜〜〜素朴な疑問〜〜〜
「おっちょこちょいな人は、催眠状態でもおっちょこちょいか?」
これはつまり、その人のおっちょこちょいさは、何に起因するのかを確かめる実験になるでしょう。
〜〜〜文字数換算〜〜〜
一時期体調不良でほとんど仕事ができず、意識的に仕事量を限定していました。
で、今体調が回復しつつあって、まるでダイエットのリバウンドみたいにいろいろなことに(ほとんど無意識に)手を出しています。
理想としては、一週間の終了日である日曜日は何もせずにぼーっと過ごしたいところですが、実際は夕方以降まで作業を続けています。これはよくありません。
そこで、ふと計算してみました。自分が一週間/一ヶ月でどのくらいの文字数を書いているのか。
まずブログがあります。R-styleは毎日更新していて──日曜日はまとめなので省きます──6記事。メルマガも毎週更新していて、5記事。さらにシゴタノ、倉鷹本、MP戦略が定期連載です。あとは、コンビニBlogやHonkureも書いていますが、それは割愛します。
この段階でも、6+5+3で14記事。一記事2000字とすれば、28000字です。それが4週分で112,000字。10万字オーバーです。本一冊分以上の原稿を書いています。
それに加えて、本二冊を書き下ろそうとしていたのですから、そりゃ無理も出てきます。
しかし、興味深いのは、プロジェクトリストを眺めているだけでは、上記のような無理感がまったく出てこなかった点です。プロジェクトリストだけならなんとかやれる気がするのです。
しかし、それを文字数で計算してみると、やっぱ無理だわ、と実感を持って納得できます。
情報をどう表現するかが、知覚に影響する。そういうことなのでしょう。
〜〜〜ミニ連載[「自分」の研究]〜〜〜
日本において、「自分らしく」生きることを求める言説が大衆において流れ始めたのはいつ頃からだろうか。
一つの仮説として、西洋から「個人」という概念が輸入されたときが考えられます。あるいは、そうした概念が、既存の日本文化と齟齬を生じさせ、その解消として出てきた言説かもしれない。
〜〜〜Q〜〜〜
さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので、頭のストレッチ代わりにでも考えてみてください。
Q. 仕事量の確認では、どんな単位を使っておられますか。
では、メルマガ本編をスタートしましょう。
今週も「考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。
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2018/04/09 391号の目次
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○「フレームワークとライブラリ」#BizArts3rd #タスク管理
タスク管理についての連載です。既存の知識をいかに整理するかを考えています。
○「 秘められた才能を引き出すメソッド」 #ショートショート
読み切りのショートショートです。
○「パブリッシャーになる」 #知的生産の技術
新しく構築しようとしているサイトについて書いています。
○「フロー、ストック、グロー[4]」 #やがて悲しきインターネット
これからのインターネットに必要そうなことについて書いています。
○「スプリントから学べること」 #知的生産の技術 #有限化の技法
最近読んだ本から考えたことを書いています。
※質問、ツッコミ、要望、etc.お待ちしております。
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