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Weekly R-style Magazine 「読む・書く・考えるの探求」 2018/03/05 第386号

はじめに

はじめましての方、はじめまして。毎度おなじみの方、ありがとうございます。

3月に入りました。いやはや、あっという間です。

『四月は君の嘘』という悲しくも気高い漫画がありますが、それを軽くもじって『二月は気のせい』と言いたくなるくらいのスピード展開です。もともと1月、2月は療養のために作業をペースダウンしてゆっくり過ごしていたのですが、むしろ体感速度的にはかなり「あっという間」感です。

おそらくそれは、時間の長さに対する実のある仕事をした感覚の量が小さいからでしょう。あるいは単に老化の影響なのかもしれませんが。

〜〜〜月替わりセール〜〜〜

Amazonの3月の月替わりセールに『「目標」の研究』が選ばれました。

◇「目標」の研究 Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MXXFY28/

164円となかなかお安くなってますが、それはさておき、これでAmazonの公式セールに選ばれたセルパブの拙著は二冊となりました。
※一冊目は『Evernote豆技50選』です。

ここからは推測でしかありませんが、自分のデータを分析してみると、公式セールに選ばれるために
重要な要素が浮かび上がってきます。

・高評価のカスタマーレビューが多い

セルパブ拙著の中で、一番レビュー数が多いのは『Evernote豆技50選』で現在25個いただいておりその平均星数は3.8です(星の数は4つなってます)。その次が、この『「目標」の研究』で合計7つ、平均4.0です。

残りの本は、レビュー数は1つか2つ程度でまったく付いていないものも少なくありません。

あまりに限られた情報ですが、少なくともこのデータから立てられる推測は「高評価のカスタマーレビューがたくさんついているものが選ばれやすい」というものでしょう。

もちろん販売数がまったく無視されているわけではないでしょうが──販売数が5冊でレビューが5つだと自演の可能性が匂い立ちます──それでも、『「目標」の研究』はラインナップの中で二番目に売れている本ではありません。この本以上の売れ行きの本も何冊がありますし、近しい本もいくつかあります。

が、それらの本は発売からかなりの年月が経っていますがこれまでセール対象には選ばれてきませんでした。なぜか? 高評価が少ないから──そんな突飛な推測とも思えません。Amazonとしても、どこの馬の骨かもわからない本よりは、高評価のカスタマーレビューが集まっている本を売った方が「安全」なはずです。

もしかしたら、一冊一冊読んで担当者が気に入った本を選んでいる……という可能性も皆無とは言えませんが、さすがに人力で対応できる冊数ではないでしょうから、ある程度の販売数をクリアしていて、カスタマーレビューが集まっているものが選定基準になっていると考えてもよさそうです。

となると、Kindle Unlimitedに出品して無料でも読めるようにしておけば、カスタマーレビューももらいやすくなり、結果的にそれがセール対象に選ばれやすくなる、という戦略も立てられるかもしれません。本の巻末に、「ぜひ感想をお願いします」と書いておくのもきっと有効なのでしょう。

まあ、とことんAmazonさんの掌で踊らされている感じがいなめませんが、どうせ踊るならおどりゃな損ばりに踊りきってみてもよいでしょう。

〜〜〜明日の予定メイキング〜〜〜

体調が復帰するにつれ、明日の予定を考えながら今日の行動が取れるようになってきました。

これまでは、「とにかく、今日やることを今日やる」とばかりにその日のことだけしか考えられなかったのですが、脳に余裕が生まれたのか、「明日はあれがあるから、今日は先にこれをやっておいた方がいいな」と考えられるようになったわけです。

そういうことは、昔から当たり前のようにやってきましたが、やっぱり脳の認知機能を結構使っているのでしょう。その「当たり前」のありがたさを改めて感じています。

今日のことだけ考えてやっているとその日は良いのですが、週末が近づくにつれそのツケが回って来ます。でもって、土日にひいひい言いながら原稿を書くハメになります。

時間の先回りができると、土日くらいはむしろ余裕が出てきます。やっぱりタスク管理は大切ですね。それはむしろ、精神衛生的に大切なのかもしれません。

〜〜〜堀さんの有料マガジン〜〜〜

3月から、Lifehacking.jpの堀さんがnoteにて有料継続マガジンを開始されました。

◇mehoriのライフハックジャーナル|ほりまさたけ|note
https://note.mu/mehori/m/m5775b4a39b8b

さっそく購読をスタートしたのですが、興味があるのはこの場所でどんなことを、どんな風に書かれるのか、という点です。

こうして有料でコンテンツを定期的に提供するというのは、本を出すのとはまたちょっと違った「怖さ」があります。堀さんがそれをどのように捉えられているのか。そういう話も聞いてみたいものです。

〜〜〜紙面リニューアル〜〜〜

今週号から、本メルマガの紙面リニューアルを進めていきます。

最初は小さいところからはじめて、最終的にはコンテンツにも大きくテコ入れする予定ですが、まずは細かい部分からスタートします。

本号のリニューアルでは、各連載のタイトルをなくし、それらをハッシュタグとして扱うようにしました。どういうものかは下の目次を実際にご覧になっていただくのが手っ取り早いでしょう。

なぜこうした変更を加えたのか、そもそもなぜ紙面リニューアルを行うかについてはまた次回以降に書いてみたいと思います。

〜〜〜Q〜〜〜

さて、今週のQ(キュー)です。正解のない単なる問いかけなので頭のウォーミングアップ代わりにでも考えてみてください。

Q. コンピュータの中に「意識」を移植することは可能でしょうか。

では、メルマガ本編をスタートしましょう。

今週も「読む・書く・考える」コンテンツをお楽しみくださいませ。

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2018/03/05 第386号の目次
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○「中裁量のタスク管理ポイント その3」 #BizArts3rd
 タスク管理を掘り下げていく企画。

○「幸福のナンバープレート」 #ショートショート
 読み切りのショートショートです。

○「改めて知的生産の術について」 #知的生産の技術
 知的生産の技術について考えました。

○「雑誌の意義」 #新しいメディア #雑誌 #やがて悲しきインターネット

○「読書時間ゼロは本当に悪いことなのか」 #情報摂取の作法

※質問、ツッコミ、要望、etc.お待ちしております。

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