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夢のひとつが叶った日【ミュージカル「モーツァルト!」】

※どこまでもオタクな話です※

先日2年前からの夢が叶いました。
それは京本くん主演でミュージカル『モーツァルト!』を見ること。

京本大我という人を知って、そして彼が演じるミュージカルを見てからずっと焦がれた夢。

彼自身も演じたいと常々言っていたし、ミュージカルの世界を知らない頃の私でも彼の「僕こそ音楽」を聴いてみたいと思っていたほど。

さらに、日本初の西洋風劇場として歴史を持つ帝国劇場の0番(主演のこと)に立つ推しの姿を見れる日が来るなんて、感無量。
そして、帝国劇場は老朽化による建替えのため来年から休館します。
現・帝国劇場ラストイヤーを飾る演目で、しかもモーツァルト!に私の推しが出るんです!

こんなに誇らしいことはありません。
情報解禁日は発狂ものでしたし、無駄に友人や家族、同僚にも喜びを伝えてしまったほど(迷惑)。

そんな念願の舞台をやっっっっっっっっっっっっと目の当たりにする日が先日きました。
ミュージカルを見るためだけに日帰りで東京に行くという、なんともオタク!な行程。ですが、目的はモーツァルト!を見る、ただ一つなんで、それでいいんです。

もうね、本当に素晴らしかったんです。

もう少し文章を推敲して書きなさいよと言われても仕方がないのですが、感動で思考がぐちゃぐちゃ。
感情のままに文章を書き殴っている次第です。

それほどによかった。

ミュージカル「モーツァルト」とは

ここでミュージカルのモーツァルトについて知らない人のために概要をご紹介します。

「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、その高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫り、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた本作。
ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる大ヒットミュージカルが、2021年以来、約3年ぶりに上演される。
タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルト役を演じるのは、2018年シーズンから同役を務める古川雄大。2023年に『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』で初の帝劇単独主演を果たし、映像でも「ハヤブサ消防団」「大奥 Season2」など話題のドラマに次々と出演している。そして今回が初登場となるもう1人のヴォルフガング・モーツァルトは京本大我。『エリザベート』『ニュージーズ』『シェルブールの雨傘』など着実に舞台でのキャリアを積み、満を持しての帝劇初主演となる。
また、本作は2025年に閉館を発表している帝国劇場の、クロージングラインナップ作品でもある。

出典HP:https://www.tohostage.com/mozart/

ストーリー
幼少期から天才として注目されたヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、成長するにつれて故郷ザルツブルクの束縛から逃れたいと願う。父レオポルトとの確執や、コロレド大司教との対立を経て、ウィーンへ活動の場を移す。

そこで妻コンスタンツェとの愛を育み、音楽家として成功を収めるが、父との関係は悪化の一途をたどる。オペラ『魔笛』で頂点を極めた後、謎の人物から『レクイエム』の依頼を受ける。天才音楽家の栄光と苦悩、そして人間性を描いた物語。

特徴
・クラシック音楽とロックを融合させた斬新な音楽性
・華麗な衣装とセット、ダイナミックな演出

こんな感じの話です。特徴とストーリーは生成AIさまさまが作ってくれました。非常に便利、ありがたいですね〜。

開始3分で号泣

モーツァルトを演じる推しを見ちゃったら、泣いちゃうんだろうな〜と思っていましたが、案の定3分で涙がブワ〜っと出てきたんです。

基本的に双眼鏡を覗くため、泣いちゃうと見えなくなります。なので泣かないように・・・なんて思ってたんですが、涙垂れ流しで必死に舞台をみていました。

「僕こそ音楽」というナンバーを初めて聴いたのは、城田優くんだったのですが、この曲を絶対推しに合うと思った日からずっと聴きたいと願っていました。
ミュージカル「モーツァルト!」では、冒頭付近でこのナンバーを歌うので、そこから10分くらいは鼻を啜りながら見ていました。

没入する3時間

モーツァルト!は二部制になっていて、一部80分、25分ほどの休憩を挟んで、二部85分という公演スケジュールになっています。

「なっが!」と思いはしましたが、80分が秒に感じてしまうほど、あっという間なんです。

それくらいに没入感がすごい。

やはりそれは、役者、演出家、オーケストラ部隊、関わる方々の賜物。
私は推しが目当てで見にきているものの、どの役者さんが素晴らしくて素晴らしくて。
ここからはプリンシパル様の推しポイントを・・・。

ヴォルフガング(モーツァルト)の父:レオポルトを演じる市川さんの圧倒的声量と重厚な重低音には惚れ惚れしちゃいます。

ヴォルフガングを旅に送り出すヴァルトシュテッテン男爵夫人を演じる涼風さんは、さすが宝塚と言わんばかりの声量と声の伸び。「星から降る金」というナンバーが好きすぎて、Youtubeでずっと見ています。

コロレド大司教、通称:猊下演じる山口さんはちょっとしたお茶目な感じ。ですが、ヴォルフガングの才能に対する独占欲は、畏怖と敬愛の表裏一体さを感じます。

ヴォルフガングの妻:コンスタンツェ役の真彩さんは、若々しい少女時代と愛を追い続けて虚無を感じる成人期の演じ分けが最高。
そして、コンスタンツェのソロ「ダンスがやめられない」が圧巻の一言です。

ヴォルフガングの姉:ナンネールを演じる大塚さんは、清廉さと清らかな声が素敵でうっとりします!こんな素敵なお姉様を行動で大事にできないヴォルフガングに腹が立ってしまいます。(本人は愛してるつもりですが)

ヴォルフガングの幼少期、そして才能の権化であるアマデを演じるはなちゃん。セリフはなく、ほとんど表情と行動で演技します。目力の強さが印象的で素敵でした・・・。

また、ミュージカル内に散りばめられたアンサンブル曲たちが大好きで大好きで・・・。本当にいろんな人に勧めて回りたいくらいによかったんですよ・・・・。

そして、推しが演じるヴォルフガングは本当に最高。
歴代のヴォルフガングがいる中で、そして古川さんというベテラン先輩とのW主演というプレッシャーの中で、自分の中のヴォルフガング像を見つけているんだなと、ひしひしと感じました。

どっちがいいではなく、どっちも最高ということで。
私の推しの演じるヴォルフガングは、一部ご本人像と重なりすぎてしまうほどの、溺愛箱入り息子。
女の子や楽しいことが大好きで、自分の感情に忠実で。
「演じて楽しいんだろうな・・・幸せなんだろうな・・・」とその表情からひしひしと感じます。

低音が苦手と何かのコメントで見ていたものの、どの曲も一音一音丁寧で、噛み締めて歌うような姿に本当に心打たれました。
初めて演じる中でこの姿まで持ってこれるのには、どれくらいの葛藤や試行錯誤があったのだろうか、ただでさえ多忙な生活を送っているだろうからこそ、その努力の結果に涙が出ます。莫大感情しか湧きません。

特に2部以降の演技は、本当に迫真の演技で、引っ張られて私もずっと泣いていました。(隣の席の人ごめんなさいレベルで鼻をズビズビ言わせてました)

もっと自分に語彙があれば、上手にまとめられるのに。
こんな自分が見てしまって、ごめんなさい。
でも感想を書かずにはいられないくらいに、衝撃的な観劇体験だったんです。

冷め止まぬ感動に出会えたこと

観劇してから数日経っていますが、今でも観劇後の感覚が忘れられません。
自分が観劇した後に観ようと決めていた、プローモーション動画やカーテンコールなども見たのですが、たちまちあの熱量を思い出します。

プロモーション映像を貼り付けるので、よかったらぜひ見てください。

まだまだ何回か見に行く機会があるので、1回1回のの観劇体験を大事にしたいです。11月の博多座公演では古川さんのヴォルフガングも見に行けるので、すごく楽しみ!

少し余談にはなるのですが、私が観劇した日って、魔笛が完成した日(wiki調べ)(※世界で歌える人が数名しかいないというあのオペラ)とのこと。

そしてオペラとして初めて演じられたのは、9月30日だそうです。
さらにさらに、最近ではモーツァルトの楽曲が新発見されたそう。
色々含めて、この期間に観劇できたことの幸せも感じてしまいますね・・・!

ここから派生して、
・京本くんのエリザベート(トート役)を見る
・オペラで「魔笛」を見てみたい
という新しい夢ができました。
その夢を叶えるチャンスが来るまで、貯金します。

長々と書いてしまって、本当に申し訳ないです。
ここまで私の衝動的オタクnoteにお付き合いいただき、ありがとうございました。

来月は真面目に書きます。
では、また〜

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