#23 ブランディング戦略にまんまとやられた話
ブランディング戦略とは
それっぽいタイトルと書きだしですが、ブランディングもマーケティングもよくわからない、ずぶの素人です。ただ最近、「この人たちってブランディングとやらがめちゃくちゃ上手いのでは?」というグループに出会ったので、今日はそのことについて書きたいと思います。
YouTubeってすごい
とあるヴィジュアル系(以下「V系」)バンドの話です。V系にはまったく興味のないわたしでしたが、ある日突然YouTubeのおすすめで出てきた『入場時刻と同時に演奏がスタートしたらバンギャはどんな反応をするか検証してみた』という動画がなんとなく気になって視聴。
なんて面白い企画をするんだこの人たち、というワクワクと高揚感で他の動画も流れるようにどんどん見に行ってしまったわけです。”お客さんありき””お客さんが主役”になっている企画が多く、それってつまり、「ライブに行ったらこういう体験ができる」「こんなに楽しい」が詰まってるんですよね。
正直、もともとV系と遠いところにいた分「曲が刺さる」とか「顔がめちゃくちゃ好き」とかは無かったんですが(今は曲も好きです)、でもとにかくYouTubeやメンバーのSNSを見ていると「ライブ行ってみたい」という気持ちだけがぐんぐんと育ってしまいました。というわけで明日は彼らのライブに行ってきます。笑
しかしこのカラクリすごいなと思ってno+eで検索をかけてみたら、こちらの方がとても分かりやすくまとめてくださっていました。
本当にこういうことなんですよね。ライブにさえ行けば曲の良さはきっとわかるし、多分ハマらせる自信が本人たちにもあるんだと思います。
そして、ターゲティングもうまい。詳しいことは割愛しますが、「既存のファン層」「ライブキッズやドルヲタ(ライブ慣れはしているがV系の経験はない)層」「ライブに行ったことがない層」「若年層(なんなら小学生)」「男性」など、各層に刺さるライブ演出を考え発信しています。
ライブ演出”という自分たちの強みや魅力を理解し、今の規模感やお客さんとの距離の近さというものを駆使し、最大限に発揮し、発信する。これが彼らの戦略だったのかと思うと、わたしはこれにまんまとかかってしまったということになります。曲やメンバーではなく「演出」が気になってライブに行くのは初めてなんですから。
冒頭の引用に戻ります。
彼らはきっと熱狂的なファンを獲得し成長し続けると思います。そしてまたひとつ、新たな”V系時代”を創る存在になるような気がしています。
ブランディングって結局
自ら(会社や商品など)をきちんと理解することが第一歩なんだなと、超初歩的なことを彼らから学んだ最近でした。奥深くておもしろそうで難しそう。マーケティングやブランディングを担当している方ってすごい。
それではまた。
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