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キツい趣味が仕事のパフォーマンスを上げる

ラシン代表の原です。
以前、出会った経営者の方が「仕事を頑張りたいならキツい趣味を持った方が良いよ」という言葉が印象的だったのでシェアしたいと思います。

その方は、2度も上場を経験しておりストイックにビジネスに打ち込んでこられた経営者なのですが、趣味に対しても非常にストイックに取り組まれています。40代の頃まではトライアスロンに熱中し、競技の中でも非常にハードなアイアンマンレース(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmの合計距離約226km)で何度も完走を重ねてきた、まさに鉄人。年とともに体の故障も増えたため、50代になってからは登山に切り替えたそうです。それも生易しいものでなく、遭難のリスクを伴うような国内外の名峰に挑み続けているとのこと。

「なぜ、そんなに過酷な趣味を選んでいるんですか?」という私の問いに対する回答が冒頭の言葉につながります。この言葉は自分自身、思い当たるところがありスッと腑に落ちました。

実際、まわりの経営者でトライアスロンに取り組んでいる人は多いですし、かくいう私も過去に何度かトライアスロンを経験してきました。初めてこの競技に取り組んだのは、起業して間もない頃。「立ち上げたこの会社を続けていけるだろうか」と不安でたまらなかった時に一つの願掛けをしました。

今の自分の力では絶対に完走できないトライアスロンの大会(オリンピックディスタンス)を半年後に完走することができれば、商売もきっとやれるはず。そう決意して、トレーニングを開始しました。最も不安だったのがスイムで、それまで体育のプール25mしか泳いだことがない自分が、1500mも泳げるとは思えず、しかも海で泳ぐことが怖くて怖くてたまりませんでした。それでも、プールや海で練習を重ね、結果、制限時間ギリギリで完走することができました。

この時の達成感は忘れ難いものでしたが、何よりの収穫は自分への自信でした。願掛けも効いているようで、9年ほど無事に商売も続けることができています。

この経験も踏まえ、キツい趣味を持つことで得られる効用は、自分を信じる力、困難を乗り越える精神力、ハードワークに耐える体力を養えることにあると感じます。現在私は、キツい趣味として筋トレに取り組んでいますが、これもまさにこれらの力を養えているように思います。

仕事でパフォーマンスを高めたい方は、一つのアプローチとして実践してみてはいかがでしょうか?

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