『マン・カインド』レビュー
『マン・カインド』
藤井 太洋 (著)◇
時は西暦2045年。ドローンなどの自動機械による戦争の反動で、お互いの兵器・兵力、勝利条件を事前に公開し条件をすり合わせて戦うことと、機械ではなく人間が引き金を引くこと、が定められた「公正戦闘」という戦争のルールが世界に浸透している時代。
プロの戦場カメラマンで配信レポーターの主人公、迫田城兵は、アマゾン川の源流近くでの戦闘を取材中、ありえない事態に遭遇する。
公正戦闘において152連勝そして0敗という(ありえない)記録をもつ公