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らせんの本棚

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SF、ファンタジー、実用書からマンガ、画集、絵本などなど、アトランダムに紹介するレビュー集。神楽坂らせんが読んで「グッ!」と来た本を不定期に紹介していきます。もちろんネタバレはな…
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2020年12月の記事一覧

『海王星市から来た男/縹渺譚』レビュー

『海王星市(ポセイドニア)から来た男 / 縹渺譚(へをべをたむ)』今日泊亜蘭(著)/日下三蔵(編) ◇ 最近ハマっている。とっても古くてとっても新しい、今日泊亜蘭さんの中・短編集です。やたら厚い本だとおもったら、もともと二冊だった本を合体させて一冊にしたとのこと。中編はもちろん、短編にしてもさすがに内容が濃い濃いw どのお話もとっても浸れる読み応え十分な本でした。 兎に角、これまたさすがに在野(野良)の言語学者だったという今日泊先生の博覧強記ッぷり。その言ノ葉の数々