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「角打ち」について思うこと(告知含む)

角打ち
①酒屋の店内において、その店で買った酒を飲むこと。また、それができる酒屋のこと。
②そこから派生して、安く飲むことができる立ち飲み屋を「角打ち」と表現することもある。

「角打ち」という言葉を初めて知ったのは25歳の頃なので、もう15年ほど前になるか。
当時勤めていた会社の上司は福岡県北九州市の出身だった。
「この辺で良い角打ちはどこね?」と問う彼の言葉に、生粋の仙台人である僕は「カクウチって何すか?」と返したことをよく覚えている。

大雑把な意味は上記で枠囲みした部分の内容だが、そもそも角打ち文化というのは北九州の発祥らしい。

2023年現在。
僕が初めてそれを耳にした頃よりも随分と「角打ち」という言葉は全国的に浸透したように思う。

僕が住む仙台にも角打ちを名乗る店がいくつかあるし、友人との会話で自然に出てくることもある。
気軽に安く飲める立ち飲み屋、という意味合いで使う場合が多い気もする。

ここ最近は週に1~2度、市内の立ち飲み屋で安酒を一人で飲みながらリフレッシュするのが好きだ。
友人と小洒落た店で飲むのももちろん楽しいし有意義な時間だが、小汚く狭い店(失礼)で安い酒を飲む行為には、何とも形容しがたい心地良さがある。
せんべろ(千円でベロベロに酔える的な意味合いのやつ)には悪魔的な魅力がある。
「1,000円で酒2杯とつまみ2品」という誘惑に釣られて店に入るのだが、これがまた良くない。
つまみが余っているのに酒が無くなり、仕方なく3杯目を頼み、それを飲んでいるとつまみが足りなくなり3皿目のつまみを頼み、そうしているうちに酒が足りなくなり、という蟻地獄のようなシステムを完璧な形で構築しているのが僕の馴染みの店のやり口だ。

1,000円で帰るはずが、店を出る頃には僕の財布からは3,000円程度の紙幣が旅立って行っている。

気付いた頃には全財産を毟り取られ、いつの間にか家具まで差し押さえられるんじゃなかろうか。

これは何という不可思議な現象か。
この謎を解明したいという興味はあるが、解明すべきでない事柄も、きっとこの世の中にはあるのだろう。


というわけで、いつものstand.fmにて、角打ち気分で夏木凛さんと雑談をしてみた。
盗み聴きするような気分で、缶ビール片手に再生してみてほしい。
得るものは恐らく何もないが、肩の力を抜く一助にはなるかもしれない。
彼女のカラッとしたデカい笑い声の周波数には、そんな効果があるとかないとか。


とりあえずはパイロット版だが、様子を見ながら今後も続けていくかもしれない。

よろしければ是非。


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