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図書館に泊まる!

移動図書館で小学校訪問に同行した夜は
ランマイ図書館に泊まらせてもらいました
@arcbookworm.com

ランマイ図書館の設立者 佳美さんは図書館にいるときは
いつも図書館に泊まるとのことで、
同じように床に布団を敷いて寝させてもらうことに

図書館で寝れるなんて経験、なかなか出来ない!
近くに宿泊場所もあるようなのですが、
このチャンスを逃すまいと図書館泊を希望

図書館にはシャワーもあり、
床で寝ても腰の痛くならない分厚いマットを佳美さんが敷いてくれ
快適に一晩過ごさせてもらいました

もちろん、スタッフは夜は帰宅するので
図書館には、わたしと佳美さん二人
佳美さんは全盲で目が見えないはずですが
スタスタと、図書館内を歩き回り
わたしの布団も敷いてくれ
ご自身の準備は、自分で行っていました

もしかして、本当は見えてる?ってくらいw

「見えてるみたいに歩きますね〜!」
「見えてませんよ〜」と笑う佳美さん

目の不自由な方の道の覚え方って
目の見える人とは違うことを教えてもらいました

目が見えると、この建物が見えたら右に曲がって
このお店があったら左に、など視覚情報が主になってきます

しかし視覚情報に頼れない場合
こういう音がしたらとか、床のツルツル具合など
聴覚や触覚情報で記憶するとのこと

なるほどねぇ〜、って思いました
日本の歩道でよく見る点字ブロック
あれってやっぱり大事なんだなぁ〜

もし街中で視覚障害の方がいらっしゃれば
目的の場所までお手伝いしますか?って話しかければいいみたい

でももしその回答が、
「結構です」
って、冷たく返されても
「諦めないでほしい」って佳美さん

その人にもう一度話しかけるんじゃなくて
また別の機会に、視覚障害の方がいて、余裕があれば、
また「お手伝いしますか?」って声をかけてほしい

視覚障害のその人も、その日お仕事で嫌なことがあって
気分が良くないのかもしれない
大変なことがあって、疲れてるのかもしれない

あと、道を覚える目印が視覚障害の人は
視覚に障害のない人のそれと違うので(音や足の触覚)
目的地を説明しずらいと、佳美さんは話してくれました

手伝おうと思って、頑張って話しかけて
冷たく「結構です」って言われたら
きっと傷つく

けど、それは、わたしの親切を迷惑に思ったわけじゃなくて
単に、その人がその時、わたしの親切を必要としていなかっただけ
別の人は必要としてるかもしれないし
その人も、別の日には、必要とするかもしれない

佳美さんの話を聞いて、
障害を持ってる人に対する親切だけの話じゃないなって思いました
家族でも、友人でも、障害のない知らない人でも
海外の人でも、同じかもしれない

手伝おうとして断られたら、きっと傷ついて
次に声をかける勇気がなくなってしまうかもしれない

けど、自分の手伝いや親切が要らないものなわけじゃない

傷つくのは仕方ないから
「なんだよぉ〜」って思いながら
何か辛いことでもあったのかな〜って思って

また、別の機会に、余裕があれば
「何かお手伝いしますか?」って声を掛ければいいんだな〜って

佳美さんとお話ししてて
視覚情報のない世界を少し知ることが出来ました

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