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弱い立場の”正義”に陥っていないか?
こんにちは、らるです。
今日は、以前にも紹介した
宇田川元一さんの
「他者と働く」という本から
『弱い立場の正義』の話をしたいと思います。
この本を読んで、特に心に刺さった
部分が、この
「弱い立場ゆえの正義のナラティヴ」についての
話です。
ナラティブというのは、その人自身を作っている
「物語」と本書では表現されていて
価値観のようなものです。
立場の弱い側には、ひとつ大きな罠があります。立場が上の人間を悪者にしておきやすい「弱い立場ゆえの正義のナラティヴ」に陥っている、ということです。立場の弱い側は、いくらでも人のせいにして、逃げ道があります。
私自身、会社の中での立場は
決して強くはありません。
だからこそ、この
「弱い立場ゆえの正義のナラティヴ」に
陥っているところがあるなぁ…と感じました。
立場が弱い人間は、しばしば
上の人間を悪者にしやすい
傾向があります。
「自分のやりがいが感じられないのは
上のせいだ」とか、
「結果が出ないのは上の指示が悪いからだ」
という気持ちになりがちです。
これは一種の逃げ道であり、
甘えとも言えるかもしれません。
しかし、このような思考に
陥ってはいけないのです。
自分が正しいと思うことがあるなら、
立場は置いておくとして
しっかりと話すべきなんです。
上の立場の人も、もちろん
悩みや不安を抱えています。
だからこそ、新しい関係を築く=対話のためには
下の立場の人も積極的に関わるべきです。
上の人も人間であり、間違えることも
ありますし、知らないこともたくさん
あります。
そのため、おかしなことを言っている
ように感じても、それがその人の
「ナラティヴ(物語)」であり、
そこには何かしらの意味があります。
だからこそ、相手、この場合は上司の
価値観を理解しようと
真摯に向き合うことが大切です。
「上が言ってるんだから、
それ通りにやって失敗したってしょうがない」
で済ませるのではなく
自分が違うと思うなら
納得いくまで話す必要がある、ということですね。