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大衆扇動のコツ 「子供」を動かすようにやれ

大衆というのはつまるところ、
保護され監督されることを必要とする、
大きくて、貧しくて、ちっちゃな
子供なんじゃないだろうか?

ローベルト・ヴァルザー『タンナー兄弟姉妹』

先日、人の動かし方についての
記事
を書きました。

威厳

単純化(誇張、断言、反復)

感染

というキーワードの元に説明しましたが
この人の動かし方は、
そのまま「子供」の動かし方と同じです。

一般的な人の動かし方 を
「子供」の動かし方 のレンズで
見てみよう
と思います。

1,威厳

子供に対する威厳は
大人は自然と持つことができます

力も知識量も上であるからです。

大人同士のときに必要だった
肩書などなくても
「大人である」というだけで
一定の威厳
を持てます。

ただ、これが失われてしまうケースでは
苦戦することになる
でしょう。

典型例として
学級崩壊を起こしたクラスが挙がります。

なんらかの原因で先生の威厳が失われる
ことで、生徒の制御が不能になります。

2,単純化

誇張、断言、反復

これは子供相手の場合には
大人相手の場合よりも
更に必要になる
でしょう。

子供は複雑なものを
理解できないから
です。

枝葉はすべて切り落とし
最も伝えたい幹だけを
繰り返し伝える。

最初の学びとは
そういうものです。

3,感染

これもまた、子供については
顕著に効果が見られるでしょう。

声の大きく、強い子供が
1人をいじめだすと
他の子供達まで同じようにする

…きっと、見たことがある人が
多いのではないでしょうか?

これとは逆に
一つの目標を誰かが掲げ
動き始めた時…

例えば、
「皆でなわとびを
 100回飛べるようになりましょう!」

目標を掲げて、クラスの一部が盛り上がれ
それは全体にスグ拡散していきます

-の動きも、+の動きも
簡単に感染していくのが子供だ
ということです。

まとめ

大衆と子供は同じ性質を持っている。

威厳、単純化(誇張、断言、反復)、感染
のキーワードは子供の世界に通じる

逆に言うと
私達は、子供のままの部分
=扇動されやすさ を残して
大人になっているのかもしれませんね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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