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これが『カッコいい』だ! 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 感想

『鬼滅の刃』の映画を見た。

カッコいいなぁ…
美しいなぁ…

やっぱり「コレ」なんだよなぁ…

思わず、泣いてしまった。


以下、ネタバレあり。

煉獄杏寿郎が
滅茶苦茶「カッコいい」

この映画の感想は
その一言に尽きる。

この「カッコいい」の一つには
もちろん「力の強さ」がある。

鬼殺隊の最強兵力である
「柱」のうちの一人。

才能に恵まれ、
更にそれを鍛え上げて得た
圧倒的な力

それはもちろん
「前提として」ある…が

本当に「カッコいい」のは
その力を持った上で
「突き通した信念」だ。

煉獄は
常に朗らかであり
率直である

そして、決して
立ち止まらない。

煉獄は強いが、
完璧ではないし
最強でもない。

術にかかり眠らされてしまったし
車両の「大半」は守ることが出来ても
全てを一人で守ることはできない。

ただ「穴があったら入りたい」と
思うくらいに恥ずかしくとも
決して足を止めない

力が不足するなら、
足りない部分は、ためらいなく頼る
(魘夢の討伐は炭治郎と伊之助に頼った)

判断が的確で早い
そこに、ムダな意地は入らない。

その全ては
「弱きものを助ける」
という一貫した信念から発している。

煉獄のこの信念は
尊敬する母の言葉から来ている

病床にいた母が
いわば、遺言として遺した言葉

生まれついて
人よりも多くの才に
恵まれた者は
その力を世のため人のために
使わねばなりません

天から賜りし力で
人を傷つけること
私腹を肥やすことは許されません

弱き人を助けることは
強く生まれた者の責務です

責任を持って果たさねばならない
使命なのです

決してわすれることなきように

『鬼滅の刃』8巻より

この言葉に、
幼い煉獄少年は「はい!!」と
力強く答え、以降、
この信念を生涯貫き通すのである。

どうだろう?

「強き力をもって
 弱きものを助け
 世のために生きよ」

煉獄の母の言葉は
きれい事だろうか?

自分の親から
これを言われたら
どう感じるだろうか?

強い力なんて無いし…
あっても自分のために使いたいし…
弱いのって自己責任じゃないの…?

種々意見はあると思うが
私が言いたいのは一つだ

もし、この言葉通りに
生き抜いた人が居たら
めちゃくちゃカッコいい


ということだ。

この言葉を具現化した存在が
煉獄杏寿郎なのである。


皆、心の底では
分かっているけど
実現できる人は少ない

そんな
「カッコいい」生き方
これでもか、と
真っ直ぐに見せつけてくるのが
煉獄杏寿郎であり、
無限列車編なのである。

『カッコいい』を感じたい

そう思った人は
劇場に足を運んでみては
いかがだろうか?




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