これが『カッコいい』だ! 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 感想
『鬼滅の刃』の映画を見た。
カッコいいなぁ…
美しいなぁ…
やっぱり「コレ」なんだよなぁ…
思わず、泣いてしまった。
以下、ネタバレあり。
…
煉獄杏寿郎が
滅茶苦茶「カッコいい」
この映画の感想は
その一言に尽きる。
この「カッコいい」の一つには
もちろん「力の強さ」がある。
鬼殺隊の最強兵力である
「柱」のうちの一人。
才能に恵まれ、
更にそれを鍛え上げて得た
圧倒的な力
それはもちろん
「前提として」ある…が
本当に「カッコいい」のは
その力を持った上で
「突き通した信念」だ。
…
煉獄は
常に朗らかであり
率直である
そして、決して
立ち止まらない。
煉獄は強いが、
完璧ではないし
最強でもない。
術にかかり眠らされてしまったし
車両の「大半」は守ることが出来ても
全てを一人で守ることはできない。
ただ「穴があったら入りたい」と
思うくらいに恥ずかしくとも
決して足を止めない
力が不足するなら、
足りない部分は、ためらいなく頼る
(魘夢の討伐は炭治郎と伊之助に頼った)
判断が的確で早い
そこに、ムダな意地は入らない。
その全ては
「弱きものを助ける」
という一貫した信念から発している。
…
煉獄のこの信念は
尊敬する母の言葉から来ている
病床にいた母が
いわば、遺言として遺した言葉
生まれついて
人よりも多くの才に
恵まれた者は
その力を世のため人のために
使わねばなりません
天から賜りし力で
人を傷つけること
私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは
強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさねばならない
使命なのです
決してわすれることなきように
『鬼滅の刃』8巻より
この言葉に、
幼い煉獄少年は「はい!!」と
力強く答え、以降、
この信念を生涯貫き通すのである。
…
どうだろう?
「強き力をもって
弱きものを助け
世のために生きよ」
煉獄の母の言葉は
きれい事だろうか?
自分の親から
これを言われたら
どう感じるだろうか?
強い力なんて無いし…
あっても自分のために使いたいし…
弱いのって自己責任じゃないの…?
種々意見はあると思うが
私が言いたいのは一つだ
もし、この言葉通りに
生き抜いた人が居たら
めちゃくちゃカッコいい
ということだ。
この言葉を具現化した存在が
煉獄杏寿郎なのである。
…
皆、心の底では
分かっているけど
実現できる人は少ない
そんな
「カッコいい」生き方を
これでもか、と
真っ直ぐに見せつけてくるのが
煉獄杏寿郎であり、
無限列車編なのである。
『カッコいい』を感じたい
そう思った人は
劇場に足を運んでみては
いかがだろうか?
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