見出し画像

年間150冊読む私の「読書法」

本を読む時、どうやって読んでいますか?

特に、難しい本
自分がまだ理解していない本を
読む場合です

私は年間150冊以上の本を読みます。
その中には、中々理解のできない本も
含まれています。

そういう本に挑戦する時の
一つの方法を紹介してみます。

まず、やってはいけないこと
それは

木を見て森を見ない 

ということです。

つまり

先に全体像を掴め

という話です。

イメージを絵にしてみます。

「その本で理解できる概念」
日本地図に例えてみます。

1冊を理解すれば
日本地図の全体がわかる

と考えてください。

画像1

6章構成の本だったとして
こんな構成になっていると
しましょう

画像2

本を読む前は、こうです。

全てが闇に包まれてます。

画像3

まずは、1章から順に
理解しようとする場合

画像4

画像5

端から順に見えていくことになります

見えた部分だけは鮮明です。

でも、その本が言いたいことは
あまり理解できない
でしょう。

次は、先に全体を見るイメージです。

画像6

とにかく、全体を通します。

このとき
「わからないところ」
「こまかい注釈」等は
全て無視します。

画像7

少し「分かる」と感じる部分が
あったら儲けもの
です。

二周目は、特にその周辺から
理解していく
と良いでしょう。

手がかりがあるので
何も無いところを理解するより
早い
はずです。


同じ時間をかけて読んだとき
どうなるかのイメージを
並べてみます。

画像8

左図の一から読む方は
結局全体像が見えていません。

時間をかけた割に
「結局、この本何が言いたいの?」

となって、正直、
飽きてきてしまう可能性が高いです。

全体像が見えていないので
「分かったフリ」すら難しいです。

一方で、右図の全体から読む方は
全体がうっすら見えている上
分かっている部分を元に
効率よく理解を進めているので
理解できている範囲も広いです

ここまでの段階でも
全体像がうっすら見えつつ
一部を「自分のもの」に
できているので
この本の話題で話ができます。

今日の話をまとめると

・スキップしまくってでも
 全体を読め
・分かるところを手がかりに読め

という話になります。

余談ですが

大体の読書はここまでで良い
とさえ、私は思ってます。

というのも、
分かりにくいところを
一生懸命読んでも
頭に入りにくい
からです。

何らかの試験のために
記憶に押し込む必要があるなら
話は別ですが
「自分で使う」ための読書なら、
理解できる範囲でいい
と思います。

ムリヤリ分かろうとするより
違う本に行って
新たに知識を増やしてから
(レベルを上げてから)
もう一度臨む方がいいです。

…すると、
違う本で得た知識が元で
分からなかった部分が
分かるようになったりする
ことがある。

これが知識が繋がる感覚で
とても気持ちがいいもの
です。

この気持ちよさを感じると
本を読むのが楽しくなり
更に読むようになって
分かる部分が増えていきます。

この「良さ」を
味わう人が増えたら良いなぁ…と
思っています。

いいなと思ったら応援しよう!