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「誠実性」とは、ルール・規則に実直に従うこと…ではない!?

誠実で有りたいと思っています。
らるです。

今日は「誠実性」についての話。

誠実…というと
決められたことに従う…的な
イメージを持つ人が多いかと思います。

ですが、その「従う」というのは
誠実性としては低次元のものでしかない
んです。

では、どういう状態が「誠実」と
言えるのでしょうか?


 誠実性が高い人は「自分の中の基準」に照らして判断する

 「誠実性」に関して言えば、与えられた規則やルールに実直に従うというのは、低レベルの発揮でしかありません。では、高いレベルで「誠実性」のコンピテンシーを発揮しているというのはどういう状況を言うのでしょうか?
 「誠実性」のコンピテンシーを高い水準で発揮している人は、外部から与えられたルールや規則ではなく、自分の中にある基準に照らして、難しい判断をしています。この基準が長期にわたってブレない、一種の判断軸になっているわけです。そういった行動や思考を発揮している人は、「誠実性」のコンピテンシーを高い水準で発揮している、と言うことができます。

山口 周. 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書) (p.157). 光文社. Kindle 版.

決められたルールに従う ではなく
自分の中の基準に従う が誠実性の高い人です。

これは、パッと聞くと
「自分の基準で判断って
 自分勝手なだけなんじゃ?」
と思ってしまいそうですが、そういうことではありません。

例えば、
社内で長年不正行為が行われていたとしましょう。

不正とはいえ、長年続いているということは
社内の慣習≒ルールでは
許されてきたこと
、ということになります。

単に「決められたルールに従う」態度なら
自分もこの不正行為に加担する

ということになるでしょう。

しかし、「不正行為が悪いことだ」というのは
自分の基準に照らせばわかる
ことです。

そこで

会社のルールに従うのか
それとも
自分の基準に従うのか

「誠実性」の高い人は
「自分の基準」の方を選べるん
です。


それが良いことか、悪いことか というのは
大抵の場合、良心が教えてくれます。

ですが、それに従うことは難しいものです。

世間体や、チーム(会社)の中での立場など
様々な要素が、判断の基準に
入り込んできます。

そんな中で、
「誠実」にものごとを判断できる人は
それだけで立派だなぁ、と思います。

私も、「誠実」な人間として
生きていけるようになりたいと
思っています。

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