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全ての達人に共通する力とは⁉ 実は大きい○○の力【達人のサイエンス⑧】

達人の道への
5つのキーポイント

1、指導
2、練習と実践
3、自己を明け渡すこと
4、思いの力
5、限界でのプレイ

今日は4つめの
「思いの力」についてだ。

今日の内容は個人的には
とても印象深かった。


イメージの力

いまでこそ一般的に認められている
イメージトレーニングの力だが

これは70年代にアメリカ・スポーツ界の
著名人たちが明らかにした
ことから
広まった。

その一人であるプロゴルファー
ジャック・ニクラウスはこういった。

成功したショットの半分はイメージの力、四割がセットアップによるもので、スイングは残りの一割でしかない

P98

ショットの成功は
イメージが半分を占める

達人にとっての「イメージ」とは
それだけ大きなもの
ということだ。

もちろん、達人だけでなく
初心者にとってもイメージは有効だ

本書にはコロラド大学の実験結果が
紹介されている。

空手初心者クラスの32人を
8人ずつの4グループに分けて

・自宅練習
グループ1:筋肉のリラクゼーションのみ
グループ2:イメージングのみ
(心の中で空手の動作を行う)
グループ3:リラクゼーション+イメージング
グループ4:練習なし

以上の練習をしたうえで
4グループ全員で週2回空手の指導を行った。

6週間後に
・生徒の不安度テスト
・技能検査
を行ったところ

リラクゼーションを行ったグループ1,3は
不安度が低くなり

リラクゼーション+イメージング
行ったグループ3は
技能検査で高得点を得た。

思考から現実へ

このイメージの効果は

頭の中で作ったイメージが
現実の形態に変換される

という形で発揮される。

本当か?と疑う人も居ると思う。

ただ、この「イメージ→現実化」の考え方は、
何も他の著者も言っていることなのだ。

実は、世界的なビジネス書の名著
『7つの習慣』でも同じことが言われている。

第2の習慣が、
まさにこの「イメージ」の考え方なのだ。

すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。第一の創造は知的創造、そして第二の創造は物的創造である。

『完訳 7つの習慣』P120

家を建てる時には
まず、どんな家を建てたいかを
明確にイメージし設計図にする

実際に家が上手く建つかは
この設計図の出来次第になる。

もし、あいまいなイメージしかないまま
実際に建設してしまえば
細部に矛盾がボロボロ出てきて
沢山の変更が必要となる
だろうし
建てられた後にも不具合が残ることになる。

これは、冒頭で紹介した
プロゴルファー、ニコラウスが
いいショットは
イメージが5割、準備が4割

言ったことに通じている。

イメージする力の影響は
非常に大きいものなのである。

すべての達人は、ビジョンを思い浮かべる達人なのだ。

P106

まとめ

想い、イメージ、ビジョンの力は大きい

いいショットは
5割のイメージ、4割の準備
1割のスイング
でできている

全ての達人は
ビジョンを思い浮かべる達人である







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