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『君主論』に見る、3種類のリーダー

こんにちは、らるです。

今日は、君主論の漫画版から
リーダーについて説明します。

紙の本だと600円しますが
なぜかKindle版は 11円 です。

読み物としても面白いので、お気軽にぜひ。


…で、本題のリーダーについて

一番目は
「自分で考え、決断できる」リーダー

二番目は
「自分で考えられない
 人の意見を採用して決断できる」リーダー

三番目は
「自分で考えられず
 人の意見も採用できない」リーダー

さて、組織を収めるには
どのレベルのリーダーが必要でしょうか?


一番目がOKで
三番目がダメ
なのは分かると思います。

では、二番目はどうでしょう?

二番目のリーダー、すなわち
自分で考えられなくとも
人の意見を採用できれば
リーダーとして成功しうるのでしょうか?

マキアヴェッリの答えはYESです。

組織を守るためのリーダーの条件として
下記のものが挙げられます。

・人から恐れられること
(敵に苛烈であり・味方に厳格であること)

・恨まれない存在であること
(名誉・モノを奪わないこと)

・結果を出し、構成員を守ること

・判断力の欠けるところを見せないこと

これらの条件は
全てを一人で考えることができなくとも
達成できます

ただし、優秀な部下が必要です。

なので、人を見抜く力は必要となります。

そして、もう一つ必要なのが
自分の考えと反対のものであっても
良いものは受け入れる
という姿勢です。

せっかく優秀な部下を揃えても
その良案を潰すような環境を
作ってしまえば

あとに残るのは
ただただ媚びへつらう人間のみです。

そうなっては、
組織は衰えていってしまいます。

リーダーは
使いにくい部下であっても
しっかりと使いこなす力量

必要ということです。

最後に、マキアヴェッリは
こう言っています。

自分の計画に対し
果敢に猛進するリーダーにこそ
運命の女神は微笑む

何かと失敗を恐れがちで
慎重に進むことを好む日本人にこそ
この心持ちが必要だ、と
私は思います。


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