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本人の意思を尊重します!…の落とし穴

こんにちは、らるです。
今日は「意思の尊重」について
お話していきたいと思います。

先日、こんな動画を見ました。

以前から「毒親」が問題になっているのを
聞くことがあるかと思います。

大抵の場合、毒親というのは
子どもの意思を尊重してくれない

…というパターンかと思います。

じゃあ、逆に
「意思を尊重すれば、それでいいのか」
ということに対して
一石を投じてくれる動画
になっています。


1. 子どもの意思は本当に自由?

子どもに自由に選ばせることは、
自立心を育てる上で大切です。
ですが、そもそも
選択肢を十分に理解していないと、
選択そのものが難しく
なります。

たとえば、
高校生の進路選択の場面を
想像してみると

大学に行くと何がいいのか
就職するとして何がいいのか

就職するとしたら
どんな仕事の選択肢があるのか

自分が知っている
限られた選択肢しか
想像できない
ことが多いです。

その結果、親や周囲が提示した
少ない選択肢の中から選ぶだけで、
真の意味での自由な意思決定には
なっていないかも
しれません。

2. 判断材料がなければ選べない

選択するためには、
選択肢を知るための情報
必要不可欠です。

たとえば職業選択では、
テレビやネットで目にする
ユーチューバーやスポーツ選手が
目立つ存在です。

しかし、それ以外の
多くの職業は目に見えず、
その存在を知らないままでは
選択肢にすら入らないのです。

判断材料がないまま選ぶと、
あとになって「こんなはずじゃなかった」
と後悔することにもなりかねません。

3. 自由な選択と責任のバランス

意思を尊重することは大事ですが、
その結果には責任が伴います。

若いころは自由や快楽を優先しがちなので

あまり意思を尊重すると
実家に寄生し、「働かない」という
選択をとることもある
かもしれません。

しかし、それは
親の支援がなくなった時、
自立できず困ってしまう未来を
十分に想像した選択なのか…
というとそうではないでしょう

ここで大事なのは、
「自由な選択」がもたらす
結果やリスクについても
きちんと理解させる
ことです。

4. 親や教育者の役割とは?

親や教育者には、
選択肢を提示し、説明する責任
があると思います。

たとえば、進学や職業について
いくつかの例を示し、
そのメリットやデメリットを
丁寧に伝えることで、
より良い判断ができるように
導く必要があります。

また、短期的な満足だけでなく、
長期的な視点から見た選択肢を
考えるよう促すことも重要です。

5. 意思尊重と導きのバランスを考える

意思を尊重することは
自己決定能力を育てるために
非常に大切です。

ですが、その過程で
情報が不足していると、
判断を誤るリスクが高くなります。

親や教育者は、
子どもの自由な意思を尊重しつつ、
必要な情報と視点を提供する

役割を担う必要があると思います。

十分な判断材料を与えたうえで、
最終的に本人が選択できる環境を
整えることが、
本当の意味での自由を
実現する鍵なのではないでしょうか。

今日の話が、子育てや教育の
ヒントになれば嬉しいです。

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