君主論 攻略④ 100分de名著を読む 君主論における君主像
久しぶりにシリーズ物の記事を
書いていて、ちょっと懐かしい気持ちに
なっています。らるです。
今日は君主論攻略の4回目です。
引き続き、100分de名著から
お話をしていきます。
『君主論』の概略
ここまでも、ネットの動画や記事で
学んできていましたが
本を通しても、改めて
『君主論』の概略を見ていきましょう。
以前の記事でも
・前半:君主政体の種類&軍備
・後半:君主に必要な能力
ということで紹介していましたが
もう少し細かく分けると
「国の分類とその征服・維持の手段」(第一~十一章)
「攻撃と防衛に関する軍事的側面」(第十二~十四章)
「君主の資質」(第十五~二十四章)
「君主の出現を待ち受ける運命論」(第二十五~二十六章)
この4つに分かれる、ということですね。
そして特徴としては
以下のようなことが
本書では挙げられています。
・テーマごとにわかりやすい科学的論証が行われている
・史実や実際の君主を例にしてケーススタディ形式で書かれる
なんだか、とても分かりやすそうな
本だという気がしてきますね。
そして、もう一つの特徴が
・「政治と倫理を完全に切り離して」書かれている
(それまでの君主に関する書物との決定的違い)
たとえば、こんな言葉が出てきます。
君主は冷酷で民衆に恐れられる方がいい
人間は恐れている人より
愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つける
人間は邪悪で約束を忠実に守るものでもない
…確かに、あまり倫理的ではないですね。
君主の心得
君主論における
君主の心得を、メチャクチャわかりやすく
1枚にまとめてくれている部分が
ありましたので紹介します。
内容的にはYouTube動画や要約でも
言われていたことではありますが
一目で見てわかりやすいまとめに
なっています。
この図を頭に入れながら本を読めば
スムーズに理解できそうですね!
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