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成長のために必要な○○の勇気!【達人のサイエンス⑦】

達人の道への
5つのキーポイント

1、指導
2、練習と実践
3、自己を明け渡すこと
4、思いの力
5、限界でのプレイ

今日は3つめの
「自己を明け渡すこと」についてだ。

何かの成果を挙げること、ではなく
日々の成長を続けること自体が
達人の生き方だという話を
これまでしてきた。

今日の話である
「自己を明け渡すこと」というのは
高みに行くため今までの自分を捨てる勇気

と、言い換えることもできる。

常に成長し続けるということは
時に、大きな勇気を必要とする
ということなのである。

重要なことを新しく学習する時は、どういう場合でも初めの頃は馬鹿になることが必要だ。たいていはぶざまに尻もちをついたり、みっともない失敗をしでかすに決まっていて、それを防ぐ手だてはない。

P88

新しいことを学ぼうとすれば
必ず、みっともなく失敗する。

必ず、である。

これを避けては継続的な成長はない。

梅原氏の感覚

一つの例を示す。

プロ・ゲーマーとして有名な
梅原氏も「新しいゲーム」に取り組む際には
非常に辛い期間を過ごす

世界一だ、ギネスに載っているプロ・ゲーマーだと言われても、実際は要領が悪くて、人より断然物覚えも悪い。
 新しいゲームで不格好に負けて、長いトンネルに入ったかのような基礎固めの日々を過ごす。そのたび、いよいよ今回こそはトンネルに出口なんてないのではないかという気分に襲われる。ずいぶん長くプロゲーマーを続け、麻雀のプロにもなりかかったくせに、この感覚は毎回変わらない。

『勝負論 ウメハラの流儀』 kindle位置No.1058

あれだけ長い期間、
第一線で戦っている人でも
新しくゲームに取り組むときは
不格好に負けながら、
長い基礎固めの日々を過ごす

そして、その先には…

僕に若干の「年の功」があるとしたら、それは「この段階を超えなければ、何の楽しみも、幸福も得られない」ことを知っていることだ。そして基礎を固めるためには、ごまかしは許されない。惨めであろうと、格好悪くても、一切隠さず、堂々と正面から向き合う。正直きついけれど、しかし、とても大切なプロセスだと思う。

前掲書 kindle位置No.1058

そして、その長い基礎固めの後でなければ
「楽しみ」も「幸福」もないのだ。

きっと、ここで言う「楽しみ」というのは
一時的な快楽ではなく
達人の道における「楽しみ」のこと
である。

達人もまた自己を明け渡すのは、熟練者など本当は存在しないからなのだ。存在するのは、学びの途上の人間だけだ。

『達人のサイエンス』P96

まとめ

プライドに拘ってはいけない

新しく学ぶときは
「無様に失敗するのは確実」


そこをしっかりと越えて
行かない限り、
達人の道…継続的な成長、
継続的な幸福は訪れない。




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