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卓球は「将棋」級の頭脳戦である!【水谷隼 打ち返す力】

先日、講演を聞いて面白かったので
卓球の水谷隼氏の
本を買って読んでみました。

今日はその中で
特に印象に残ったことを
紹介します。

卓球は「頭脳戦」である

卓球はスポーツですから
肉体メインでは?

…と、私は思っていましたが
実際には「頭脳戦」の
側面が非常に大きい
んだそうです。

 試合が終わったあと、第2ゲームの7─6から自分がどういうプレーをしたか。相手がどうレシーブを返してきたか。頭の中に1本1本の映像が明確に残っている。「第1ゲームのラブオール(0─0)の1本目はこうした。次はこうした」「最後の1本はこうした。なんで自分はそうしたのか」。全部あとから思い出せるし、言葉で説明できる。卓球選手は、それくらい1本1本全部考えてボールを打っているのだ。
 将棋の勝敗が決まって「まいりました」と頭を下げて終わると、棋譜を途中から再現する「感想戦」がある。今終えたばかりの試合をプレイバックしてお互いが反省会をやり、将棋記者が分析の材料とし、テレビを見ている人が楽しむのだ。棋士の頭の中には、自分が打った手、その手をなぜ打ったのかという記憶が明確に蓄積されている。それと同じように、卓球選手も高速の頭脳戦を戦っているのだ。

水谷隼.打ち返す力最強のメンタルを手に入れろ(p.50).講談社.Kindle版.

どの位の頭脳戦かと言えば

「将棋」と同じく
最初の1手から全てを
明確に思い出せるほどだ

というわけです。

将棋の棋士が
その勝負の手順を全て覚えていて
あっという間に並べられることに
私は驚いた覚えがあります

卓球もそれと同じだというんですね。

卓球のゲームは

1試合で100点くらいの
点のやりとりがあり
その全てを思い出せる

というので将棋の手数とも
大体同じくらいでしょうか

この「頭を使う」という感覚は
水谷氏だけが言っていることではなく

石川佳純選手はこう言っていた。
「卓球の試合が終わると、体よりも頭のほうがすごく疲れませんか」

水谷隼.打ち返す力最強のメンタルを手に入れろ(p.49).講談社.Kindle版.

と、石川佳純選手も
言っていることなので
卓球のトップ選手になると
あたりまえのことなんでしょう。

この文章を見て思ったこととして

真剣に一手一手考え抜いて
打ち手を決めて
一つずつの結果を受け止めた上で
更に次の打ち手を決める…

だからこそ、終わった後に
全てを思い出せるんだろうな

と、思いました。

私にとっての話を考えてみると…

学生時代にやっていた野球も
今やっている仕事も
「それなりに」はやっていますが
ここまでの真剣さ無かったです。

遊びの中の
遊戯王やポケモンの方が
比較的1手1手真剣に考える…
という意味では近かったかもしれません

ですが、1ゲーム終わったあとに
全ての手を覚えていて
その意図まで含めて説明できるほどでは
なかった
ように思います。

私も、もっとモチベーションを
傾けられることを見つけて
この「真剣」に考えるを
やってみたいな、と感じています。






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