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狂気の先の気づき こんまりメソッド誕生の瞬間
こんにちは、らるです。
今日は、とても面白いと感じた話が
あったので紹介します。
片付け、で有名な”こんまり”さんの
お話です。
実は、彼女のメソッドは
一度、狂気に取りつかれた先に得た
ものだったのだそうです。
ストレスが行き過ぎて失神…
片付けのプロ、〝こんまり〟こと近藤麻理恵さんは、中学生の時に、『「捨てる!」技術』という本を読んだ時、物を減らすという選択肢があるということを知り、衝撃を受けました。それから物を減らすということをやり過ぎてしまったそうです。捨てるマシンのように毎日捨てていて、学校から帰ると制服のままゴミ袋を持って部屋を徘徊して、今日はあれが捨てられそう、これが捨てられそうと、そんなことを考え続けるような子どもだったようです。
高校生になる頃には、何を見ても、ここが汚いとか、ダメなところに焦点があたり、捨てる理由を探すように。しまいには片付けノイローゼになり、ストレスが頂点に達したある日、失神してしまいます。
片付け欲が行き過ぎて
ストレスを抱えすぎて失神してしまったそうです。
私はこれを読んで、正直
「そこまでなる!?」と
驚いてしまいました。
しかし、そこまで執着を持てる…というのは
スゴイことだな…と
感心もしてしまいました。
そして…
失神から目覚めたこんまりさんは、「片付けで大事なのは残すものを選ぶこと。持っていて幸せになるもの、大好きだなと思えるものを選べばいいんだ」という啓示を受けました。こんまりメソッド誕生の瞬間です。
失神から覚めると
片付けは、捨てることが大事なのではなく
残すものを選ぶことだ
…という、いわゆるこんまりメソッドに
目覚めたのだそうです。
限界まで捨て続けた先に
捨てることが本質ではない
…と気が付いたわけですね。
この話はまるで
苦行を限界まで行ったあと、
苦行そのものに意味はないと気づき
悟りを開いたという、
お釈迦様のエピソードのようでした。
最終的な結果だけ見たら
遠回りなように見えても
それを本気でやりきったからこそ
見えてくるもの
というのが、世の中にはあるのでしょう。
自分が熱心にやれることがあるなら
周りが意味がないと言っていようが
一度全力でやりきってみる
というのも、一つの手なのかもしれません。