結果を追い求めながら、結果の達成「そのもの」を求めるわけではない
こんにちは、らるです。
目標を立てて、それを達成する
それは、当たり前に目指されていることで
実際に達成すれば、達成感が得られて
いい気分にもなるでしょう。
苦しいこと、嫌なことを乗り越えて
何かを達成する…というのも
それはそれで、素晴らしいこととは思います。
ただ、
プロセス=苦しい
目標の達成=嬉しい
…となってしまうと
人生の大半が、ただ苦しいだけの
時間になってしまいますし
さらに、目標というのは
達成できるかどうかもわからないものです。
そうすると、今をひたすらに
我慢して、目標達成を目指す…というのは
誤っていることのような気がしてきます。
では、どんな状態を目指せば
いいのでしょうか。
幸せとは、今(プロセス)が充実している状態
先日も紹介した『物語思考』からの
引用です。
何かを成そうと思えば
7~8割は憂鬱、面倒なことである
ただ、我慢する感覚、ではなく
嬉しいこともまた、無数にあるので
それも受け入れていく
実は、この状態が、
最も充実して幸福度が高いのだ
…というわけです。
どうせ、目標を達成しても
その幸福がずっと続くわけではありません。
ですから、目標の達成は目指してもいいのですが
真に目指すべきものは
何が起ころうとも「今が充実している」状態
だというわけですね。
究極的には目標が達成できるかどうかは関係ない
今日の話というのは
まとめて言えば
目標達成を目指してもいいが、
達成そのものが幸福をもたらすのではなく
達成を目指して進む日々そのものの充実が
幸福をもたらすのである
という話でした。
これを感じる漫画のシーンに
最近出会いました。
これもまた、前回の記事と同じく
『葬送のフリーレン』です。
このシーンは、
魔王討伐を目指して戦う勇者一行の一人
ハイターが未来の記憶を持つフリーレンに
『自分たちの戦った結果はどうなったか?』
=自分たちは目標を達成できるのか
を問うシーンです。
自分たちが必死で追い求める目標が
達成可能なものなのか
それを問いたくなるのは
当たり前のことではあります。
ですが、勇者ヒンメルは違うんですね。
続きを見てみましょう。
答えを聞いても意味がない
どのような結果になろうと戦う
これがヒンメルの答えなわけです。
ヒンメルは、魔王討伐を本気で目指していますが
その一方で、
そのプロセスを「本気で楽しむ」ことも
同時に行っています。
目標達成のために
ひたすらに苦行を耐え抜く、という
旅のしかたではなく
その道中=プロセスを楽しいものにする
という姿勢で旅をしているんですね。
結果的に、志半ばで倒れるかもしれない
それでも、それまでの日々のプロセスが
充実しているなら、それは幸せなことなんです。
ヒンメルの生き方は
物語思考のプロセスを体現したものに
なっていて、いいなぁ…、と
改めて感じました。
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