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【英語表現<30秒チャレンジ>付】英語トレーニング・応援マガジン  2024.4.24発行 第658号 覚えられないから脱却する!英語学習バランス

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■英語トレーニング・応援マガジン
2024.4.24発行 第658号
英語&スキルトレーニング BizCom
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こんばんは!
ビズコム講師の松尾です。

このゴールデンウィーク明けに、
「覚えられない」から脱却するヒントをつかむ
英語学習法Webセミナー
いよいよ、5月11日(土)開催です。
締切は、5月10日(金) 24:00
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お申込がまだの方はコチラからどうぞ。
学習を効率化したい方に必見です。
ご友人・知人にもご紹介ください。

では、Let's start!

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■鹿野先生の特別講義 第182回
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覚えられないから脱却する!
定着アップ「3対7」トレーニング<2>
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皆さんこんにちは、
BizCom代表の鹿野晴夫です。

5月11日(土)の英語学習法Webセミナーでは、
定着アップ「3対7」トレーニングと題して、
トレーニングバランスのお話をします。

「なかなか覚えられない」
「せっかく覚えても忘れてしまう」
「覚えたはずなのに、いざとなると話せない」
といったお悩みの解決方法が分かります。

それに向けて、前号に引き続き
予告的なお話をお届けします。
学習法セミナーでは、
メルマガで得た予備知識を深堀しつつ、
具体的なトレーニングを体験頂けます。

前号では、下記をお話ししました。
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・一度短期記憶したものが
 長期記憶に移行する割合は約2割
 (脳の海馬が重要度を判断する)。

・約8割は忘れることを前提に、
 一度の学習を短くして、その分反復する!

・忘れたことも1ケ月は潜在記憶にあり、
 短い時間で思い出せる。

・海馬が一度不要と判断した情報に、
 再び出会うことで長期記憶化しやすくなる。
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上記で、一番重要な部分は、
「一度の学習を短くして、その分反復する」
という点です。

しかし、反復の回数を多くすることが
記憶の定着に役立つからといって
インプットだけを繰り返すのは間違いです。

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脳は、入力より「出力」を重視。
覚えるより、思い出そうとする!
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テキストを見て読んで、
さらに音読や音読筆写をする(学習)で、
記憶が定着すると考えがちですが、

現在の心理学では、
アウトプット(想起)によって定着するとされ、
豊富な実験データが存在します。

想起させる手続きの代表格がテストで、
想起による学習促進効果は、
「テスト効果」と呼ばれています。

前号での知見にテスト効果を加えると、
「一度学習したら、翌日以降に、
覚えているかテストを行い、
それから復習する」のが効果的です。

さらに、1度目の学習をする前に
テストをするのも効果的です。

当然、学習前にテストをすれば、
あまり正解出来ません。

しかし、テストすることで、
海馬が重要な情報と判断する可能性が高くなり
長期記憶化しやすくなるのです。

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覚えたものも再びテストする。
思い出す回数が長期記憶を作る!
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覚えているかテストを行い、
それから復習するのが効果的と書きましたが、
2回目以降のテストは、間違ったものだけを
テストすべきでしょうか?

テスト効果と長期記憶化率を調べた実験に
カービック博士の実験があります。

<カービック博士の実験>
ワシントン大学の学生を4グループに分け、
スワヒリ語40個を完全に暗記させた後、
2週間後にどれだけ覚えているかの実験。

全グループとも40個学習し、40個テスト後、
40個全問正解まで、下記の方法を続ける。

Group 1:40個復習、40個テスト
Group 2:不正解だけ復習、40個テスト
Group 3:40個復習、不正解だけテスト
Group 4:不正解だけ復習、不正解だけテスト

結果、どのグループも4〜5回繰り返すことで、
全問正解し、かかった時間は、
Group 1を100とすると、以下となった。

Group 1:100
Group 2:75
Group 3:75
Group 4:50

2週間後に再テストした結果は、以下となった。

Group 1と2の正答率:約80%
Group 3と4の正答率:約35%

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ここから分かるのは、復習の際に、
正解したものを含めて全ての復習か、
不正解だけの復習かは長期記憶に関係しない。

一方、不正解だけテストするより、
正解したものを含めて全てテストの方が
長期記憶化しやすいということです。

また、時間効率を含めて考えると、
「1度学習して、1度目のテストを行った後は、
間違った部分のみ復習し、
全てを再テストするのが良い」と分かります。

とは言え、単語学習は再テストしやすいですが、
英文のリスニングやリーディングの場合は、
どうしたら良いのでしょう?

あるいは、一度解いたTOEIC練習問題は、
正答を覚えてしまっているので、
そのままでは再テストには向きません。

しかし、こうしたことにも、
工夫次第でテスト効果が活用できます。

その方法は、
5月11日(土)の英語学習法Webセミナーで、
実際に体験いただけます。

ご参加、お待ちしています。

   ☆  ☆  ☆

英語学習法セミナーでは、
鹿野先生の生講義に加えて、
Q&Aコーナーで、
トレーニング全般に関する疑問を
チャットで気軽に質問できます。

英語で(伸び)悩んでいる
ご友人・知人にもご紹介ください。

↓詳細は下記参照

■ BizComインフォメーション
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BizCom 英語学習法Webセミナー
『定着アップ「3対7」トレーニング』
Zoomによるオンライン開催【無料】
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English Trainerの創刊20周年を記念して、
学習法Webセミナーが復活します!

学習法Webセミナーは、2020年秋に、
コロナ禍の英語学習支援を目的として開催。

以降、2023年4月迄、3年にわたり11回開催の
人気イベントです(累計参加5,600名超)。

今回は、定着率を高めるコツを伝授。
「覚えられない」「忘れてしまう」
「いざとなると話せない」という方は必見です。

講師は、BizCom代表の鹿野晴夫が務め、
英語初心者から、上級を目指す方まで、
実力とTOEICスコアの両方がアップする
トレーニング法を体験できます。

Zoom開催(カメラ・マイクオフ)、
参加費無料で全国どこからでもご参加可能。

また、YouTube限定公開ビデオで
ご視聴いただくことも可能です。

1年ぶりのチャンスをお見逃しなく!
<日程> 参加費無料
【Zoomライブ】
 2024年5月11日(土)13:00〜14:20
【YouTube限定公開】
 2024年5月12日(日)〜5月26日(日)

・イベント詳細・申込はコチラ

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■ 話せる・書ける英語表現
<30秒チャレンジ!>
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話せる・書けるは、
英語表現のストック量で決まる!
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学校での温室効果ガス削減策について
教員が話している場面です。
( )に入る単語1語が浮かびますか?
★制限時間は、30秒!

A:この学校は、二酸化炭素排出量を減らす必要があります。
This school needs ( ) reduce its carbon footprint.
ひとつの明白な解決策は、ソーラーパネルです。
One obvious ( ) is solar panels.
ひとつの大きな障害は、コストです。
( ) big obstacle is the cost.

B:教育委員会は、資金援助を常に拒否してきました。
The school board ( ) always refused funding.
でも、今年は彼らを説得できると思います。
But I think we can persuade ( ) this year.
提案書を書き始めました。
I've started ( ) a proposal.

□ 答えはコチラです↓ ━━━━
A:This school needs (to) reduce its carbon footprint.
One obvious (solution) is solar panel.
(One) big obstacle is the cost.

B:The school board (has) always refused funding.
But I think we can persuade (them) this year.
I've started (writing) a proposal.

知らなかった表現、使ってみたい表現は
場面をイメージしながら「音読」しましょう。

音読だけでは定着が弱いと思う表現は、
「音読筆写」まで行うと効果的です。

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今回の出題は、
BizCom公式教材English Trainer
Vol.79 Round 3から。
生きた英語表現が満載の
「English Trainer」の詳細はこちら
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■ EDITOR'S ROOM 〜編集後記〜
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4月のこの時期、多くの企業では、
新人研修の中で英語研修が行われます。
先日、関西の某企業にて
「社会人の効果的な英語学習法」と題して
新入社員65名に90分の講演を行いました。

新入社員研修は、
彼らが英語の必要性や英語学習に対して
どう感じているのかが実際に分かる
貴重な機会です。

今年も、彼らのマインドを象徴するような
質問に出会いました。

『僕は研究職なので、
 TOEICに出てくるビジネス英語を学んでも
 実際の仕事とは関係が無く、
 意味がない気がするのですが?』

必要性を合理的かつ論理的に理解しないと
行動しない「Z世代」を象徴する質問です。

もちろん私は、『意味はあります』と述べ、
理由を説明しました。

『現在は、海外出張せずともオンラインで気軽に
 ミーティングに参加出来るようになり、
 エンジニアも研究職も商談に参加します。
 ですから、TOEICに出てくるビジネス英語は、
 職種に限らず必要です。
 さらに、TOEICに出てくる英文の論理構成は、
 レポートを作成したり、意見を述べる際の
 参考になります』

TOEICの語彙や表現だけに注目せず、
英語の処理能力や表現力を伸ばすツールとして
活用することをアドバイスしたら、
納得していただけたようです。

ビジネスにおけるコミュニケーションの本質は、
「物事に対して共通の認識」を持ち、
相手との信頼関係を築くことと言われます。

毎年、彼らとの年齢差が広がりますが(笑)、
英語学習の本質を見極める視点を伝え、
「英語学習に対して共通の認識」を
持ってもらえるよう頑張ります。

今号も、最後までお読みいただき
ありがとうございました。

また次号でお会いしましょう!

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◆お知らせ
 次号は、5月13日(月)発行です。
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■ 編集者  松尾 謙一
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