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【英語表現<30秒チャレンジ>付】英語トレーニング・応援マガジン 2024.8.21発行 第666号 脱英作文!話したいことが英語で浮かぶ

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■英語トレーニング・応援マガジン
2024.8.21発行 第666号
英語&スキルトレーニング BizCom
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こんばんは!
ビズコム講師の松尾です。

お盆休みは、いかがでしたか?

英語学習に取り組んだ皆さんも、
のんびりとリフレッシュされた皆さんも、
休み明けは、心機一転でトレーニングしたいですね。

そこで、オススメなのが
頭の中での英作文から脱却して、
話したいことが英語で浮かぶようになる
「音読筆写」です。

「リスニングはある程度できるけど、
 会話になると四苦八苦・・・」

「とっさに話せずに、
 後で、こういえば良かったと思う・・・」

音読筆写は、そうしたお悩みからの脱却に、
試していただきたいトレーニングです。

まずは、ご自身で試してみて、
さらに効果的に実践したいと思った方には、
「秋の3ケ月コース」もあります。
<9/7(土) 24:00締切>

詳細は、インフォメーションを
ご覧くださいね。
では、Let's start!

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■鹿野先生の特別講義 第188回
─────────────────
トレーニングの目的を意識して
学習効果を高める <5>
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皆さんこんにちは、
BizCom代表の鹿野晴夫です。

これまで4号に渡り確認してきた
基本トレーニングの目的も、
残すところあと2つになりました。

<基本トレーニング>
1. 音読
2. ジェスチャー音読
3. シャドウイング
4. サマライジング
5. 音読筆写
6. リピーティング
−−−−−−−−−−

1〜3のトレーニングを順に行うと、
音声知覚 → 意味理解 → 記憶保持が繋がって
リスニング・リーディング力が向上します。

さらに、4〜6のトレーニングを順に行うと、
思考整理 → 文章構築 → 音声表現が繋がって
スピーキング・ライティング力が向上します。

今号では、5番の
「音読筆写」についてお話しします。

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定型表現・基本構文のストックで、
頭の中での英作文から脱却する!
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話す際に、
頭に浮かんだ日本語を英作文しようとして、
沈黙してしまうことはありませんか?

紙と鉛筆、そして考える時間があれば、
複雑な文章を英作文できる人でも、
会話しながらだと、そうは行きません。

脳のワーキングメモリの容量は小さく、
リスニングした内容を「記憶保持」しながら、
言いたいことを「思考整理」すると、
「文章構築」に使える容量は僅かだからです。

ワーキングメモリの容量を極力使わずに、
英文を作るには、定型表現や基本構文を
脳の言語データベースに格納しておくことです。
・定型表現
 特定の状況や文脈でよく使われる決まり文句
 (例) 「おはよう」「はじめまして」
    Good morning. Nice to meet you.
・基本構文
 基本的な文法構造やルール・パターン
(例) 主語+動詞+間接目的語+直接目的語
   I bought my parents a new car.

定型文は、格納したものをそのまま使えますが、
基本構文は、話す内容にあわせて、
単語の入れ替えや語形変化が必要になります。
(例) I bought my parents a new car.
   ↓
   I bought my parents a new house.

それでも、日本語から英作文するより
基本構文の単語や語形を変える方が
はるかに少ない作業で英文に出来ます。

基本構文が脳に格納されていると
話す際に、言いたいことに近い基本構文の
「出だし」が浮かぶようになります。

例文であれば、
出だしの I bought my parentsが浮かび、
a new house を考えて話す感覚です。

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音読筆写で、
英語の語順を脳にインプットする!
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日本語を瞬時に英作文出来ないのは
ワーキングメモリの容量が少ないこと以外に
もう1つ理由があります。

それは、日本語と英語の語順が違うからです。

日本語は、最後が動詞になる決まりで、
その前の語順はかなり自由です。

〇 私は、銀座に、友人と、行きました。
〇 友人と、私は、銀座に、行きました。
〇 銀座に、私は、友人と、行きました。

一方、英語は主語+動詞が「出だし」に来て
それ以外の語順もほぼ決まっています。
〇 I went to Ginza with my friend.
△ With my friend I went to Ginza.
× To Ginza I with my friend went.

このように語順が違うので、
英語を話す際に、日本語が浮かんでしまうと、
英文にするのに苦労するわけです。

そこで、話す際に、日本語ではなく、
基本構文の「出だし」が浮かぶように
トレーニングすることが重要です。

そのトレーニングが「音読筆写」です。
<音読筆写>
学習しているテキストや問題集から、
練習したい定型表現や基本構文を選び、
日本語訳を参考に、その意味を理解する。

続いて、定型表現はそれが使われる状況や文脈
基本構文は、文法構造やルール・パターンを確認する。

英文が長い場合は、修飾語を取ったり、
主語や目的語を代名詞(I, He, themなど)に
置き換えて、極力9語以内にするが、
出だしの主語+動詞は削らない。

英文を数回音読した後、一文を書き写す。

書き写した英文の下に、
英文を音読しながら素早く書き写す(2〜4回)。

2回目は、最初に書き写した英文を
音読しながら書き写すが、
3回目以降は、極力英文を見ずに音読しながら書き写す。

全部で5回(5行)音読筆写するか、
英文が体に馴染んだ感覚がするところで止め、
英文から顔を上げて、英文をそらんじる。

スッと言えたら、練習終了。
言えなかった場合は、
もう2回音読筆写して、そらんじる。
−−−−−−−−−−
音読筆写には、音読に加えて、
書き写すことで、語順のパターンを理解し、
視覚と運動から記憶を強化する効果があります。

音読筆写は、これまで目的を確認してきた
音読、ジェスチャー音読、シャドウイング、
サマライジングと組み合わせて行うと、
無理なく、かつ効果的です。

是非、お試しください。

   ☆  ☆  ☆
いかがでしたか?

「トレーニングの目的を説明してもらうと、
 なるほど!と思うけれど、
 なかなか自分1人では実践できない」

「自分で1人で行っていると、
 いつのまにか我流になってしまう」

「実際に、講師の説明を聞きながら、
 一緒に実践してみたい」

と思われた方はいませんか?

そんな皆さんには、
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■ 話せる・書ける英語表現
<30秒チャレンジ!>
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話せる・書けるは、
英語表現のストック量で決まる!
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新しい冬のスポーツ「キックそり」について
その楽しみ方を説明している場面です。
( )に入る単語1語が浮かびますか?
★制限時間は、30秒!

A:スキーをしに行くのに十分な雪はないけど、湖は凍っています。
There's not enough snow ( ) go skiing but the lakes are frozen.
我々は、キックそりをしに行くべきです。
We should ( ) kicksledding.

B:「キックそり」ですって? 
それを聞いたことありません。
"Kicksledding"?
I've never heard ( ) it.

A:ほら、ソリには座席の後ろに2本の滑走板があります。
See, the sled ( ) two runners behind the seat.
右足を、右の滑走板に置いてください。
Put your right foot ( ) the right runner.

□ 答えはコチラです↓ ━━━━

A:There's not enough snow (to) go skiing
but the lakes are frozen.
We should (go) kicksledding.

B:"Kicksledding"?
I've never heard (of) it.

A:See, the sled (has) two runners behind the seat.
Put your right foot (on) the right runner.

知らなかった表現、使ってみたい表現は
場面をイメージしながら「音読」しましょう。

音読だけでは定着が弱いと思う表現は、
「音読筆写」まで行うと効果的です。
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今回の出題は、
BizCom公式教材English Trainer
Vol.80 Round 9から。
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■ EDITOR'S ROOM 〜編集後記〜
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私も講師になる前に勤めていた会社では、
とっさに話せずに苦労しました。

特に頭を悩ませたのが、電話応対です。

当時の職場では、
英語での電話応対が日常的にありました。

新人の私は、先輩社員から
経験を積むためにも率先して電話を
取るように言われていましたが、
最初は用件を聞き取るのにも一苦労。

外線の着信音が鳴る度にドキドキしつつ、
意を決して、受話器を取る毎日でした。

用件のパターンが分かってくると、
返答できるようにはなってくるのですが
微妙なニュアンスを伝えたいときに
英語の表現がとっさに浮かびません。

すると、頭に日本語、
私の場合は、関西弁が浮かびます(笑)。

むろん、それを瞬時に英作文出来ることはなく
電話が終わった後で英文を調べて、
備忘録としてノートに書き留めます。

あるとき浮かんだ関西弁は、
「どないしようもあらへんわ」。

標準語で「我々にできることはありません」、
英語は、There's nothing we can do.です。

英語を話しているときに、
頭に関西弁(日本語)が浮かぶと、まさに、
There's nothing we can do.

そうならないように、
書き留めた表現を定期的に復習して、
電話応対を少しずつ克服していきました。

当時の復習方法は、音読でしたが、
音読筆写まで行っていれば、
もっと早く克服出来た気がします。

今号も、最後までお読みいただき
ありがとうございました。

また次号でお会いしましょう!
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◆お知らせ
 次号は、9月2日(月)発行です。
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Rare Pharmacist Hide / 薬局改善・革新士(Pharmacy improvement and innovation specialist)
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