night city#4
街には色々ある
けど人がいない
もうずいぶん前に誰もいなくなってしまった街みたいだ
消えかけの街灯の主張が激しい
チカチカ光って
もう消える癖に
目障りだから早く消えてほしい
わたしもそうだったんだろうか
私も街灯と同じなのだろうか
私が街灯に抱いている感情を世の中は私に抱いていたんだろうか
街灯に感情を抱くなんてバカみたいだ
同情する奴もバカだ
はぁ本当何してんだろ
街の中に入っていく
暗い
光りなんてない
誰か住んでたんだろうか
それっぽい痕跡がある
一軒の家に入ってみる
机に紙と鉛筆が置いてある
何も書いてない
けど鉛筆は転がってたし
紙は何か書こうとしてたかのような配置にあった
奥に入っていくと
おもちゃのピアノがあった
これで伝わってるかわからないけど
誰か使ってたのかな
住んでたとしたら仲のいい家族だろうな
そんなことを考える
何にも知らない私があいまいな情報から考察するのは傲慢だ
ただのイメージを事実のように書き換える大人たちが私は大嫌いだ
仲のいい家族ってどういう家族のことを指すんだろう
毎日一緒に晩御飯を食べる家族?
家族みんなで旅行とかそんなのに出かける家族?
何気ない会話で笑いあってる家族?
隠し事がなくてなんでも言い合える家族?
あったかいなぁって見ていて感じる家族?
そうなんだろうな
そんな家族を言うんだろう
階段を上ると二階にはテーブルとテレビがあった
あ、いすもありますよ
テーブルはきれいでピカピカだった
テーブルの隣には
小さな台所があって
調理器具が置いてあってごちゃごちゃしてる
お皿もお箸もあった
いらないけど
水道は使えなかった
ガスもダメだった
コーヒーメーカーがあった
そこに冷めきったコーヒーがまだ少し残っていた
なんとなく冷めきってるんだろうなって思う
コーヒー飲めないからいいや
シンクもきれいだった
調理器具も全部錆びてなくて綺麗だった
でもなんとなく料理は作ってここで食べてたんだろうなって感じる
なんとなくだ
みんなでご飯を食べて
おいしいって笑ってたんだろう
ほほえましいな
そう思いながら
下に降りる
もう一回机に寄る
ノートと本も立てかけてあって中身を見てみる
え、勝手に見ちゃダメかな
すいません。見たいので見ます
こんばんは!raraです!!
やっと今日宿題が終わりました!!
今まで宿題の存在には目を背けていたんですけど
ついに宿題が追いかけてきてる気がしたのでやりました
なかなかしぶとかったです
ってか宿題なんて出されたら困りますよね!?
冬休みじゃないじゃん!ゆっくりできねぇよ!!って話ですよね
思った以上に量があって一人で嘆いてました
過去の自分に言ってやりたかったと思いました
「今すぐ宿題をやれ!じゃないと絶対後悔するぞ…!!」って
以上raraの宿題との闘いの話でした!!