
night city#5
絵が描いてあった
家族の絵が描いてあった
次のページは猫の絵だった
その次のページには何も描いてなかった
どんどんめくっていってこれ以外ないのかなと閉じかけた時
最後から3ページ目のところになにか描いてあった
風景画だった
一面の花畑に一人誰かが向こうを向いて立っていた
彼女の視線の先には空いっぱいの快晴が広がっていた
私は見惚れてしまった
誰が書いたんだろう?
でも妙に既視感があった
なんでなんだろう
ただ不思議な既視感が残ってちょっと気持ち悪かった
その次のページには夕暮れが描かれてあった
どこから見たんだろう分からないけど展望デッキにでも行ったのだろうか
その次のページにも夕暮れが書いてあった
でも消しゴムで消してあって少しまだ跡が残っていた
そしてノートには乾いた部分があった
一度湿らせてもう一度乾かしたときにできる跡みたいな
泣いたのかな
この子は泣きながら絵を描いたのかな
絵が嫌いだったのかな
ちがうだろうな
きっと違う
この子は誰よりも絵を描くことが好きだったはずだ
たぶん。そんな気がする
最後のページをめくる
そこにはこう書かれてあった
「朝が来ることが怖い。」
それだけ書かれてあった
本当それだけだった
ノートの端に小さく書かれてあった
裏側には一面の夜空が描かれていた
すごく上手だった
そして私はその本を閉じた
それと同時に何か忘れているような気がする
あの絵は誰の絵なんだろう?
知り合いの絵だったんだろうか?
…変にモヤモヤする
やっぱり私は何か忘れてしまっている気がした
ただそれだけだった
次に立ててあるノートを開く
ここにも描いてあるのは絵だけだった
夜空の絵が多かった
という印象が残った
快晴の絵はあまり描かれることがなかった
描かれていてもあいまいで消されているものもあった
やっぱりすべてどこかで見たような気がした
なんでなんだろう
有名な画家の幼いころの絵なんだろうか?
だとしても私が知ってるわけない
違和感が残りながら二冊目を閉じた
あとは本だった
画集もあった
すべてボロボロだった
使い込まれてたんだろうなって思う
すごいな。
私はこの人の絵が好きだと思った
この人はきっとすごい画家になっているはずだ
あ、そうだ今回もらっていこう
ここに紙と鉛筆があったからここでも歌を書こうって思ったんだよなぁ
お邪魔しました
こんばんは!raraです!
みなさんはこの音好きだなぁ…ってものはありますか?
ふと思いついた話題なんですけど
私は無印のシャー芯のふたを開けるときの音好きです
分かってくれますか?笑
ポンっって音が好きなんですよね笑何回もやっちゃいます
嫌いなのは黒板のギーって音ですね
あの音聞いたら鳥肌立ちます
あと指パッチンの音とクラップ音?と雨の音が好きです!
以上raraでしたー!!