見出し画像

night city#1

誰かさんへ 

…別に怖い話が始まるわけではありません
正直私もそういうジャンルはどちらかといえば
苦手です。
ただ、
ただこれが届いた誰かさんに
私のしょーもない歌を聴いてほしいだけです
でもその前に少しだけ話を聞いてください
しょーもない話ですが

私は今、
みんなが見えないところにいます
でもきっと地獄でも天国でもありません
でもどっちかというと地獄よりなのかもしれません
地の底の地の底まだその下ぐらいだと思われます
すくなくともこっちからはあなたが見えません
空は常に夜を指し
周りにはだいたい3:7ぐらいの割合で海と街があります
なのでほぼ街です
街といっても人影もなく
消えかけの街灯が光っています
だからすごく暗いです
唯一月明かりが差してるのが
不幸中の幸いです

まぁ毎日暇してます
ここには学校もないし
家もないし
なんにもなくって本当
うるさい大人たちも
嘘ばかり流す同級生も
誰もいなくて

でもこれこそが望んだ場所です
ずっと何も考えなくても生きていけて
ずっと暇な生活を送りたかったんです
そんな生活のできるこの場所を
街のほうは『night city』
ここにある海のことは『night sea』そう呼んでいます
まぁそのまんまなんですけどね
英語表記にしてちょっとカッコつけてるだけなんですけど

まぁさっき言った通りほぼ街なので
ここ全体を指す場合も『night city』って呼んでます
私はずっと『night city』をフラフラしてます
裸足で
靴はどこかに捨ててきてしまったんでしょうか
もともとそんなものはなかったんでしょうか
ありません

特に行きたいところも
やりたいこともなくて
ただ何をしてるかってぼーっとして
ぼーっとして寝転んで

あ、そうだ
歌を書いてます
そんな自慢できるようなものでも
世の中に出したこともないですし
ただの愚作なんですけど
謙遜とかじゃなくてマジで愚作で
何が書きたいのかもはっきりしてないし
正直これって歌っていっていいのかって話なんですけど
結果として私はずっと一人で生きてきたわけですけど
昔は誰かとバンドか何かを組んで
一緒に曲を作って歌って
それを世の中に聞いてほしいとまで思ってたんです
いつか叶うなんてそんなことを思ってました
夢とかそいうの何もしなくても叶ってほしいですよね
本当こんなこと願って
バカだなぁって

そんな夢は大人になるにつれ忘れてしまっていたんですけど
ある日不満というか自己嫌悪っていうか
まぁ言葉では言い表せないような
そんな感情に襲われて苦しくなったんです
でもそんな感情に襲われても、苦しくても
これをどこかにぶつけて楽になりたいと思ったけど
何処にぶつけたらって思って
ある日かつてやりたいと
思い描いていた歌をかいてみることにしたんです
ただひたすら今の感情をこれにぶつけようと
そして出来上がった歌はとてもじゃないけど
人には見せられないような歌詞でした
世の中への不満、自分への嫌悪感ばかりで
自分で読み返してみても怖いぐらいでした
そしてその日から私は歌を毎日書くようになりました
どれも同じようなものばかりだったけれど
私は自分の歌が好きでした
歌だけが私の救いでした
生きている意味でした

そんなことばっか思って
バカみたいで
きっとこれからも無意味に愚作ばかりを作って
自己満で
そうやって誰の目に求められることもなく
ずっとここで生きるんでしょうね

こんにちは!raraです!
『nigth city』なのでこんばんはのほうがいいでしょうか?笑
新しい作品の投稿です!『night city』です!
この作品が一番最初に書いた作品です!
街、一匹、ヴィランと違って6000字しかないので多分すぐ終わります
そういえばそろそろ年明けですね!
みなさん寒いので風邪ひかないようにあったかくしてください!
風邪ひいちゃったよって人は早く元気になれるようあったかくしてくださいね!!
年末もお仕事されてる方はお疲れ様です!
おうちに帰ったらあったかくしてゆっくりお過ごしください!!
私はまだ風邪ひいてません!元気です!(フラグ回収しませんように)
以上raraでした!