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【デート】【映画】どうすればよかったか

先週末、夫と映画デートに行ってきました。
夫が、ずーっと観たがっていた【どうすればよかったか】です。

医師の両親のもとで育つ、姉と弟。
姉が医学生時代に統合失調症を発症し、それからの家族の日々を後に映画監督となる弟が、帰省するたびにカメラにおさめたもの。
両親は、姉を医療から遠ざける。
父も母も、それぞれがお互いに気を遣い?!、相手が「我が子が精神科疾患を患っている」ことを明らかにしたくないと思い、子どもを医療にかけなかったと。。。
母に認知症の症状が出始めたタイミングで、やっと姉を医療にかけることを両親が納得し、数ヶ月の入院で治療開始→薬剤調整が行われて、穏やかに会話ができてピースサインをお茶目にできる姉に出会える。
姉は、何十年も、どんなに辛かっただろぅ。
両親は、弟は、どれほど苦しかっただろぅ。
頭をフル回転して良かれと思って考え抜いたこと、、、娘のためを思って、家族のためを思ってやったこと、、、それがことごとく娘を家族を追い詰めていく。

季節やお祝いのイベント(お正月やクリスマス、誕生日、両親の還暦や喜寿のお祝い事)では、ごちそうを家族そろって食べて、写真も残していて、とっても素敵な家族なのに、なのになのに、、、

家族とは、姉弟とは、精神疾患とは、幸せとは、夫婦とは、、、色々考えさせられました。
エンドロールで、涙がポトポト出てきて、映画館を出た後も、涙が止まらなくて。。。

統合失調症の有病率は1%
わたしは、大学の時、1学年約100人だったけど、確かに、学年で1人くらい、統合失調症と思われる学生がいた。
いわゆる破瓜型の発症。
もともとの気質(個性)に加えて、自らの許容量を超える負荷がかかって、、、発症することが多い。
他に、緊張型と妄想型があるけど、いま、一緒に働いている同僚に妄想型で発症した職員がいて、、、でも、ちゃんと医療につなげることができて、いまは本人に病識もあって、通院継続(内服治療継続)ができていて、一緒に働くことが出来ている。
ほんと、医療につなぐことができれば、社会生活を送ることができて、働くこともできて、自活できて、一人暮らしだってできるようにもなれる。そりゃぁ、職場や家族の理解は不可欠だけれど。

幸せとは、病気とは、個性とは、家族とは、夫婦とは、社会とは、、、色んな思いが押し寄せます。

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