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監査法人1年目の教科書 -監査法人を使い倒すためにも自己分析を-

会社はツールです。使うものであり、間違っても使われる場所ではありません。知らないものは使えないということで、監査法人の紹介からさせてください。

監査法人のすごいところ

様々な経験が積める

監査法人でできる業務は本当にたくさんあります。監査法人を使い倒せるかは「これやりたいです」と注文を出せるかにかかっていると言っても過言ではありません。この注文を出すために自分は何をしたいのか、自己分析が必要となるわけです。自己分析に関してはこの記事の後半に。

話を監査法人に戻し、私が実際に経験した業務だけでも、これらのものがあります。本当はもっともっと経験できることがあります。経験すれば履歴書に書けますし、キャリア形成において0か1は大きな違いを生みますので、ぜひ色んな業務に携わってみてください。

  • アドバイザリー

  • 会計監査

  • IT監査

  • 3402業務

  • 内部統制監査

  • 自己査定

  • 研修講師

利用できる制度もいっぱい

人事規定、福利厚生規定を必ず見ましょう。また内部にコミュニティがたくさんありますので、どんなものがあるか先輩方に聞いてみてください。例えば英語学習のコミュニティがあり、そこに所属すると英会話が無料で受けれたりします。ぜひ調べてみてください。私は調べまくってがめついなと同僚に笑われていました(笑)それでも多すぎて網羅できてなかったです…

繋がれる人材も豊富

監査法人は人材の宝庫です。このことはこちらの記事に書きましたので、ご興味あれば読んでみてください。では本題の自己分析について話を移しましょう。


監査法人に注文を出すためキャリアを、キャリアを考えるために自己分析を

キャリアを私は「個人の長期戦略」と定義しています。戦略は何をして、何をしないか決めることです(リソースの配分)。こうなりたい、が決まると今なにすべきかが決まります。カレーを作ると決めれば、材料が決まるのと同じです。

弱者こそ長期の戦略を

ここで長期的に考えてもしょうがなくない?と思われるかもしれません。2,3年先もどうなっているか分からないしと。しかし、私は弱者こそ長期戦略が必要であると考えています。

皆さんも会計士になると過去の自分が決めたから、論文試験の会場に辿り着けたのではないでしょうか。カレーも作ると決めたから作れるのです。気づいたらカレーができているわけではありません。矢だって撃ってから狙うのではなく、狙ってから撃つはずです。

このように決めたからこそ、辿り着ける場所があるのです。戦略があれば狙えますので、戦略なき場合と比較して遠くに行ける確率が上がります。

死を見据え、3年後何を得たいのか?

ではどれぐらい長期で考えるといいのか。特にこだわりがないのであれば、私は「死ぬ瞬間を見据えつつ、2~3年後を考える」をおすすめします。

何%人生が終わったか自覚する

死ぬ瞬間って遠すぎじゃない?と思われるかもしれません。ただ、皆さんは「体感何割の人生が終わったか」計算したことがあるでしょうか。

体感時間と実際の時間は異なります。体感時間を考慮し、人生何%終わったかこのサイトで簡単に計算できますので、試してみてください。この計算は体感時間の研究に基づき作成されていますので。

仮に皆さんが22歳だった場合、おそらく70%強の人生は終わってます。2/3終わっているとすると、残りは今まで生きてきた時間の半分しかありません。11歳~22歳の時間しか残されていないと考えると、死を見据えて生きるというのも現実味を帯びて来ませんか?

死ぬまでに何をしたいのか

限られた時間で何をするか。それを決めるためには自分を知る必要があります。ただ自分を知ることは難しいです。

私は幸か不幸か自分を見つめ直さなければならない事態に14歳の時に見舞われました。それから十数年自己分析してきた自負はあるものの、まだまだ継続中です。まだまだ未熟ではあるものの、自己分析について私なりの見解を書いてみます。


自己分析が上手くいかないのは何故か?

自己分析は非常に難しく、そのために何十万も払う人もいるくらいです。なぜ難しいのか、私なりに考えた結果から書いてみます。

あるべきに囚われているから

○すべきが人生をつまらなく、そして複雑にします。本来人生はシンプルです。生まれてから死ぬまでの時間を、好きなように配分して、欲しいものを手に入れて、死んでいく。それだけです。

ここで私が真理だと思う言葉を紹介します。

人生とは『親から受け継いだ呪い』と『18歳までに自分で自分にかけた呪い』を解いていく道のりのことなんだと思う

ぽこみさんのtweet

以前私は、自分を変えていくのが人生だと思っていました。しかし今は「自分になっていく」のが人生であると思っています。ここは私がドツボにはまっていたところですので、繰り返し強調したいです。本当にそれ、あなたの本音ですか?

一時点のものと思っているから

自己分析とは習慣で、一時点で終わらない活動です。逆に言えば一時点で終割らせる必要がないです。常に自分に問いかけ、自分で答える。そんな頭の中で禅問答を何度も繰り返し「あー、なんか結局自分でこうだな」と分かった気になり、また分からなくなりの繰り返しな気がしています。


おススメの自己分析方法

「メモの魔力」の巻末を使う

この本を巻末を見てみてください。勢いで出版された本のイメージがあり避けていたのですが、たまたま妹が持っていて手に取ったのがきっかけです。巻末に自己分析用の質問1,000問と、1,000個の人生の軸が例示されています。

多角的に自分を分析できますし、他の人がどんな価値観で生きているのかも見れますので是非。それ以外の箇所は読まずに、巻末だけでも問題ありません。私は今でもこの巻末のリストを参考にしています。


ウェルスダイナミクスのテスト

ウェルスダイナミクスは名だたるグローバル企業(マイクロソフトやIBM、Google等)で導入されている自己分析テストになります。このテストの特徴は富を築くための自己分析に特化している点です。

この分析で富は「お金を全て失ったときに残るもので、お金を生み出す元となるもの」と定義されています。要はお金を蝶々だとすると、虫取り網で追いかけるより花畑という富を作れば勝手に入ってくるでしょ、という発想です。

ただ1点注意を。テストは自分で答えていく形式ですので、自己理解が甘いと正しい結果になりません。まずは「メモの魔力」の巻末で自己理解を深めてからがおすすめです。詳細版は有料ですが、簡易版は以下のリンクから無料で受けられます。私は有料版を今まで2回受けています。

ウェルスダイナミクスプロファイルテスト|協会公式サイト (profiletest.net)


「苦しかったときの話をしようか」

タイトルをつけ間違えた本No.1だと思ってます。この本は著者が実娘に「どう生きていくか?」を説いた本です。強みを見つけキャリアを築いていくことがテーマで、非常に参考になります。本当にタイトルをミスっています…



最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。なお以下の記事が「監査法人1年目の教科書」シリーズすべてを集約したものです。私がこのシリーズを始めたきっかけ、込めた願い等も書いていますのでよかったらどうぞ!

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