#4【ふぁいなんす用語】BCBSってなに?
このシリーズは、『企業価値評価 第7版 バリュエーションの理論と実践 』の索引を順番に解説するnoteです。1分で負担なく読め「何だ簡単じゃーん!」と感じれるよう身近な例え話を必ず入れています。小難しいファイナンスを、身近に感じてほしいと願いを込め、平仮名の”ふぁいなんす”にしました!笑
本日はバーゼル銀行監督委員会(Basel Committee on Banking Supervision, BCBS)です。
バーゼル銀行監督委員会(Basel Committee on Banking Supervision, BCBS)は、国際的な銀行規制の基準を設定する主要な組織です。
BCBSを身近な例えで説明するなら、銀行の世界における「交通ルールを決める国際的な警察官」のようなものです。
私たちの生活には、交通ルールを守ることで安全が確保されているように、銀行の世界にもルールが必要です。銀行は、私たちのお金を預かったり、お金を貸したりすることで経済を支える重要な役割を担っています。しかし、銀行が適切に管理されないと、金融危機が起こり、経済全体に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
そこで、BCBSは、世界中の銀行が守るべきルールを決め、銀行の健全性を保ち、金融システムの安定を図っています。
具体的には、
銀行がどれくらいのお金を持っていなければならないか (自己資本比率)
どれくらいお金を貸して良いか (リスク管理)
新しい金融商品 (例えば暗号資産) をどのように扱うべきか
などを、国際的な基準として定めています。
BCBSが定めたルールは、各国で法律として採用されることで、世界中の銀行で共通のルールが適用されることになります。
このように、BCBSは、銀行の世界における「交通ルールを決める国際的な警察官」として、私たちの経済を守っているのです。
またBCBSは、「銀行の健康診断を行う国際的なお医者さん」のような存在とも言えます。
定期的に健康診断を受けることで、病気の予防や早期発見ができるように、BCBSは銀行の財務状況やリスク管理体制を定期的にチェックし、問題があれば改善を促します。
このように、BCBSは、銀行の「健康状態」を監視することで、金融システムの安定に貢献しています。
結びに
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