運命と私90(断れない私)
「もしもし。」
「みづき?おかあさんだけど。」
「おかあさん?こんな夜にどうしたの?」
「みづき、かずこおばちゃん覚えてる?」
「覚えてるよ、おかあさんのおねえさんでしょ?」
「かずこおばちゃん入院したんだって。」
「えっ?どうしたの病気?」
「階段から落ちて骨折したんだって、
おかあさんとおとうさんで週末お見舞い行くんだけど、
みづきの家の近くの病院だから、
帰りにみづきとご飯食べようっておとうさんが言うのよ、
大丈夫?」
「えっ!!ご飯?」
「みづきお付き合いしてる人がいるんでしょ?
その人にもおかあさん会いたいから、
その人も一緒にみんなでご飯食べよう。」
「今週末でしょ?
そんなこと急に言われても、彼の都合もあるし・・・」
「もう付き合って半年以上でしょ、
結婚の話しとか出てないの?」
「ないない、お互い忙しくて、
そんな話ししてないから、
そんな話しするなら彼と合わせられない。」
「わかった、じゃその話しはしないけど、
みづきがどんな人とお付き合いしてるか知りたいから、
いいでしょ?」
「わかった彼に聞いてみる。」
私は電話を切ってため息をつく。
なんで断らなかったのかな・・・・
つづく
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