3時間の1日。7
答えは簡単、
この世界にいる、
戦場に戻る勇気は僕には無い。
僕はいつものジョギングコースを散歩しながら考えることにした。
ここは仮想の世界。
そんな非現実の世界にいるのに、
僕の心は落ち着いていた、
何も不安は無い・・・かな?
このままここで何年もいや、
死ぬことも無く1人で暮らすのか?
話すのは毎朝会うおばさんだけ?
僕はなんの為に生まれて来たのか?
ここで過ごす為?
人生から逃げてるだけじゃないか?
僕より最悪な状況の人はたくさんいるのに、
弱い僕は普通の暮らしから逃げてここにいる。
情けない・・・
1度の人生失敗しても負けても、
コテンパンにやられても、
現実世界で生きることに意味があるのか?
でもそれが出来ない人もいる。。
どうしたらいいんだ!
僕は家に帰りコーヒーを淹れた。
「寂しい・・・」
自分の口から出て来た言葉に自分で驚いた。
誰かが言っていた、
人は1人では生きられないと・・・
僕は窓を開けて空を見上げた。
そして静かに決意した。
元の世界も戻ろう。
つづく
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