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キャリアコンサルティング技能検定 試験対策:今ここで話したいこと

さて、キャリアコンサルティング技能検定 1級 第14回、2級 第33回の受付が9月18日からですね。
で、今回は研鑽材料として、経験を積んで疎かになりがちな主訴の深掘りついて書いてみます。

国家資格からの積み上げ
国家資格キャリアコンサルタント受験者の方をサポートしていますと、私が受験した当時と時と比べて養成講座も試験もレベルが上がってるのかなぁと感じます。挑戦される方の一生懸命聴こうとする姿勢は、私も原点に戻れてとても勉強になります。
一方で実務経験を積むと、時間を経て忘れてることや、知らず知らずのうちに手を抜いたり、癖もついたりもしますので、基本は忘れずに熟度を足していきたいですね。
「もう少し詳しくお話しいただけませんか」と決まり事のように練習してきたはずが、いつの間にか詳しく聴く姿勢も無く、状況把握、情報収集が先行して、見立て中心で関わりがちになったりします。
国家資格を勉強した時の自分を忘れないようにしたいものです。

主訴を深めてこそ
私自身のカウンセリングでいまいちだったなぁ~と思う時は、たいてい主訴の深堀不足があって、それに伴って生じるちょっとしたズレがある時です。
2級、1級技能士の試験で、同じ見立てで同じ問題を共有しても、同じ提案をしても、合格と不合格が別れることがあります。要はそこまでにどれだけ相談者を受け止めて主訴を掘り下げて、相談者の意識がどこまで進んでいるかです。
ゴールは同じ位置にあっても、相談者が自らそこへ行くのか、キャリアコンサルタントが手を引っ張って連れて行くかでは全く違います。

そのために
相談者が今ここで話したいことはなんなのか、しっかり耳を傾けてください。これ基本通りです。
ネガティブで話し難いこと、誰にも言えないこと、言葉にならないこと、そんなことも「話せて良かった」となればいいですよね。

2級、1級キャリアコンサルティング技能検定に挑戦される方は、目の前の相談者、事例相談者が「話せて良かった」となる支援を意識してみましょう。

よかったら一緒に勉強しましょう!
1級キャリアコンサルティング技能士 河口忠夫
https://rapport-yamaguchi.jimdosite.com/

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