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洞察力

とりあえず生ビール
「とりあえず生」って注文する時ってどんな気持ちでしょうか。とにかく早く出して、やってられない今日は呑む!、つまみと一緒じゃないと、みんなと乾杯するから持ってくるのは同時にして、時と場合でいろいろですが、こっちの都合は汲み取って欲しいと勝手に思ったりします。
対応もいろいろ。ハイ生一丁! その他はよろしいですか? 確認しますえっと〜、、、QRからお願いします、ってのもありますね。
洞察とまではいかなくともタイミングやテンションを違えない対応は、生ビールは美味しいですし、きっとその店はリピートありです。残念な時はとことん残念な気持ちになります。
言葉の奥はいろいろで、対応一つで結果は変わります。

相談者が中心
さてキャリアコンサルティングの話しです。例えば相談者の「はい、そうですね~」という言葉に何を感じてその後どう関わるでしょうか。
よし合意できた次に進もう!ほんとにそうか念押しでもう一度確認する、その「はい」はどういう意味か問いかける、「・・ね~」の後は何なのか問いかける。これも色々ですがキャリアコンサルタントの腕の見せ所です。
相談者を中心に進めるには相談者の言葉の奥、心の襞に触れたいですよね。ノンバーバルも含めて洞察はとても大事です。

自分主導
ところが試験に挑戦していると何か合意をもらなきゃと急いでしまいます。業務では時間の制約があるし成果も欲しい。そんな中で、何か提案して相談者の「はい」という言葉を聞くと、「ヨシ!頂き!」と思ってしまうのは仕方のないことかもしれないですが、冷静になるとそれは思い違いだと気づくこともしばしばで、キャリアコンサルタント主導の自分中心だったりします。
「はい」と言ったじゃないか!となってはダメですよね、洞察して相談者中心で考える、違和感があれば止まる、そんな関わりをしたいものです。

私が参考になった1級技能士の面接試験の合格談ですが、終盤の指導に入ってからの事例相談者の反応に付いてこれていないと感じて「ごめんなさい、戻って良いですか」と、どこから分からなかったかを確認して指導をやり直して合格された方がいます。そのまま進めていたら合格出来てないでしょうね。凄い洞察力!
実は私も2回目の受験は似た状況になって止まったのですが、焦って上手く挽回できませんでした。この時は不合格でしたが良い経験になりました。

洞察力を鍛えること、そして感じた違和感に自己一致して素直に対応すること、大事です。

ということで、今夜はビールにしようと言いたいところですが、自己一致していつも通りハイボールにします。

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